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ファーストコンタクト・ライブラリ

2017年から継続して書いているマガジン「ちはるのファーストコンタクト」からテーマに沿った記事を編集して公開します。テーマは、アドラー心理学、教える技術、おとなの研究生活、そのほ…
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#教える技術

037 [教える技術] レッスン/ゲームモデルと3ステージモデル

レッスン、授業、研修はすべて外の世界にある現場で活躍できるようにするためのものです。現場で使えなければレッスンの意味はありません。しかしレッスンだけで完結してしまうことも少なくありません。今回は、向後のオリジナルであるレッスン/ゲームモデルと3ステージモデルを紹介します。 レッスン/ゲームモデル「レッスン/ゲームモデル」は私のテニススクールでの経験から作ったモデルです。トレーニングをして自分の技能を磨くという活動のすべてに当てはまると考えられます。それはスポーツであろうが、

021 [教える技術] 教える人はパイクの「90/20/8の原則」を身につけよう

授業や研修を受け持っている人は、90分をひとつのセッションとしてそれを何コマという形で時間が与えられることが多いでしょう。また、テニスやピアノなどのレッスンをコーチから受けるときは、90分(長いときは120分)をワンセッションとして受けることが多いようです。 このワンセッションの内容をどのように時間を区切って構成するかによって効果的なセッションになるかどうかが決まります。パイクの「90/20/8の原則」はそのための有効な技法です。教える仕事をしている人は身につけておいて損の

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001 [教える技術] メリルの「教え方の第一原理」にしたがって授業や研修を設計すると効果的です

この記事では、授業や研修の設計原理として、メリルの「教え方の第一原理(Merrill's First Principles of Instruction)」を取り上げたいと思います。よりよい授業や研修を作るためにインストラクショナルデザインの理論の中で一番効果的な考え方だと思います。 ・人は解決しなければならない問題を解決しようとするときに最もよく学ぶメリルは、授業や研修の参加者の学習を促進するための原理として次の5点を提示しました(鈴木・根本, 2011 [2])。 1

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