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授業・研修を楽しくする道具と工夫

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この連載では、授業や研修を楽しくする道具と工夫をとりあげて、これまでに書いてきた記事をまとめていきたいと思います。これは、ワークショップや講演会、また少人数の勉強会などの会合でも…
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#大福帳

【道具と工夫】(8) 席の指定とグループ分けに大福帳を使う

2024年11月23日(土) 学生と教員のコミュニケーションカードである大福帳については、次の2つの記事でその作り方と使い方について解説しました。 私の授業や研修では、最初から4人のグループを編成して席を決めておきます。大学の授業では自由席であることがほとんどだと思います。自由席の場合、教室の前の方の席が空いていて、後ろの方の席が詰まっているという光景をよく目にします。そして、仲の良い友人同士で座ることが多いため、ついつい授業中の私語も多くなります。私はそれを避けたいので

【道具と工夫】(5) 現在の私の「大福帳」の使い方

2024年11月2日(土) 織田揮準氏オリジナルの大福帳では、授業終了時に「あなたからの伝言板」の欄に参加者からの感想や質問などを書いてもらいます。大福帳を回収したあと、講師は次回までに「あなたへの伝言板」の欄に返事やコメントを書いて、参加者に戻します。このようにして、講師と参加者の間のコミュニケーションが成立します。

【道具と工夫】(4) 「大福帳」を使って学生とコミュニケーションする

2024年10月26日(土) 「大福帳」というのは、教員と学生の間でやりとりするコミュニケーション・カードです。三重大学の織田揮準氏が考案しました。A4の厚紙の両面に次のような枠を印刷して大福帳とします。 これを見るとわかるように、各回の「言いたいこと。聞きたいこと。あなたからの伝言板。」と記された左側の欄には、受講生が授業終了時に書き込みます。時間としては5〜10分程度を見込んでおくといいでしょう。書き込みが終わったら教員は大福帳を回収します。そして、次回の授業までに「