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授業・研修を楽しくする道具と工夫

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この連載では、授業や研修を楽しくする道具と工夫をとりあげて、これまでに書いてきた記事をまとめていきたいと思います。これは、ワークショップや講演会、また少人数の勉強会などの会合でも…
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記事一覧

【道具と工夫】(8) 席の指定とグループ分けに大福帳を使う

2024年11月23日(土) 学生と教員のコミュニケーションカードである大福帳については、次の2つの記事でその作り方と使い方について解説しました。 私の授業や研修では、最初から4人のグループを編成して席を決めておきます。大学の授業では自由席であることがほとんどだと思います。自由席の場合、教室の前の方の席が空いていて、後ろの方の席が詰まっているという光景をよく目にします。そして、仲の良い友人同士で座ることが多いため、ついつい授業中の私語も多くなります。私はそれを避けたいので

【道具と工夫】(7) KP(紙芝居プレゼンテーション)シートを書画カメラで映す

2024年11月16日(土) 全4回で、東京都福祉保健局・病院経営本部研修センター「院内教育担当者」の研修を実施してきました。今回はその最終回でした。テーマを選択してコース設計をして、そのデモンストレーションを15分で行うということをしました。

【道具と工夫】(6) KP法(紙芝居プレゼンテーション)を使う

2024年11月9日(土) KP法(紙芝居プレゼンテーション)とは川嶋直氏が考案したプレゼンテーションの方法です。A4判の白紙コピー用紙を横長に使い、そこに大きくメッセージやキーワードを書き、話をしながら順次ホワイトボードに貼り出していくという方法です。標準的には次のようにします。 KPシート10〜15枚で1つのテーマ(KPセット)を構成する KPセットはひとつで2〜5分で話し終える分量 5人から30人くらいにプレゼンする場面で有効 詳しくは、川嶋直『KP法 シンプ

【道具と工夫】(5) 現在の私の「大福帳」の使い方

2024年11月2日(土) 織田揮準氏オリジナルの大福帳では、授業終了時に「あなたからの伝言板」の欄に参加者からの感想や質問などを書いてもらいます。大福帳を回収したあと、講師は次回までに「あなたへの伝言板」の欄に返事やコメントを書いて、参加者に戻します。このようにして、講師と参加者の間のコミュニケーションが成立します。

【道具と工夫】(4) 「大福帳」を使って学生とコミュニケーションする

2024年10月26日(土) 「大福帳」というのは、教員と学生の間でやりとりするコミュニケーション・カードです。三重大学の織田揮準氏が考案しました。A4の厚紙の両面に次のような枠を印刷して大福帳とします。 これを見るとわかるように、各回の「言いたいこと。聞きたいこと。あなたからの伝言板。」と記された左側の欄には、受講生が授業終了時に書き込みます。時間としては5〜10分程度を見込んでおくといいでしょう。書き込みが終わったら教員は大福帳を回収します。そして、次回の授業までに「

【道具と工夫】(3) 質問は「質問カード」に書いてもらう

2024年10月19日(土) 授業や研修、または講演で自分の話が一通り終わると、たいていは参加者からの質問を受ける時間があります。初めから質疑応答のための時間がとってあることもありますし、自分の話を短めに切り上げて残りの時間を質疑に当てる場合もあります。いずれにしても質疑応答の機会はあります。まれに質疑応答がない場合もありますが、話し手と聞き手が直接やりとりできる機会ですので、できるだけその時間を取ったほうがいいでしょう。

【道具と工夫】(2) 参加者に発言を求める時にはサイコロを振る

2024年10月12日(土) 私が自分の講演やワークショップで、参加者に発言を求めたいときは、サイコロを振ります。その出た目によってランダムに指名して発言してもらうのです。サイコロは十面体のものを2つ使います。これで10を超えた人数の場合でも対応できます。

【道具と工夫】(1) 「授業・研修を楽しくする道具と工夫」の連載について

2024年10月5日(土) 私は大学教員として、たくさんの授業や講演やワークショップをしてきました。その中で、さまざまな道具を使って工夫をすることによって、成果が上がったと感じることが多くありました。授業や講演では、なんといってもその内容が重要です。しかし、そこに目立たないけれども道具を導入して工夫することによって、その内容がより一層充実することが期待できます。 この連載では、授業や研修を楽しくする道具と工夫をとりあげて、これまでに書いてきた記事をまとめていきたいと思いま