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アンケート調査の基礎

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この連載では「アンケート調査の基礎」と題して、意味のあるアンケート調査をするためのスキルをワンステップずつ身につけていきたいと思います。
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2024年4月の記事一覧

【アンケート調査】(10)量的なデータ分析:相関

前回は、量的なデータを分析する最初のステップとして「比較する」ということを説明しました。平均や値は、比較することによってさまざまな推理や考察をすることができます。そのときに出てきた平均の違いについて、それが属性によるものなのか、それとも誤差なのかを判定することを「検定」と呼びます。

【アンケート調査】(9)量的なデータ分析:比較する

量的なデータ分析の第一歩として、ヒストグラムを描いて分布を確認します。そしてそれを端的に表す数値として平均(=average)と標準偏差(=stdevp)を表計算の関数で計算します。それが終わったらより詳しい分析に進みます。分析の方向には大きく分けて2つあります。それは「比較する」ことと「関係を見る」ことです。今回は比較することについて説明します。 データ分析の第一歩は分布の形を見ることと平均・標準偏差を計算することでした。しかし、平均そのものには意味がありません。ただその

【アンケート調査】(11)回帰分析によって複雑な現象を切り取る

前回は2つの変数の関係を見るために、散布図を作りました。散布図の全体的なプロットを見ると、2つの変数の関係が読み取れます。もしプロットが右上がりになっていれば、1つの変数が大きくなるにつれてもう1つの変数も大きくなります。これを正の相関と呼びました。もしプロットが右下がりであれば負の相関です。

【アンケート調査】(8)量的なデータ分析

頻度(回数)や度数(人数)、また「1=そう思わない」から「5=そう思う」のような尺度では、データは数字で得られます。このようなデータを量的データと呼びます。一方、自由記述で得られた文章やインタビューで得られた語りは数字では表せません。このようなデータを質的データと呼びます。