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研究室の雰囲気

今回は、研究室の雰囲気について書きます。研究室選びは、自分がどんな研究をしたいかも大事ですが、自分のキャラクターと研究室の雰囲気がマッチしているかどうかも案外大事です。

あくまで私個人の見立てですが、研究指導のやり方は大きく分けると探検型とレール型の2つがあるように思います。

探検型はある意味放任で学生任せ、自分自身で行く場所を決めて、どんどん研究してくださいという方針をとります。一方、レール型はある程度行き先を教えつつ、学生が研究する方向性にあらかじめ道筋をつける方針をとります。どちらもそれぞれに良い点と悪い点はあると思いますが、自分が研究室を選ぶ際にはどのタイプの指導が合っているのか考えてみると良いです。

では、小木曽研究室はどうか。
圧倒的に前者、探検型です。

まずは好きにテーマを決めてください、やり方も自分に合った方法を採って良いです、という感じです。もちろん限度はありますが、かなり自由だと思います。それは何より、私自身がそういう環境で研究をしてきて、それが合ってたし、面白くできたからです。

とはいえ、まったく放置するわけではなく、伴走者的に学生の行きたい方に一緒に向かって行くことは心がけていますし、あまりにもルートを外れて前人未踏の地に踏み出そうとすれば、ひとまず待ったはかけます。

そういうわけで、毎回のゼミの雰囲気もなるだけリラックスして参加できるようになっていると思います。それこそ、古代ギリシアの哲学者たちが広場で議論していたように、オープンに誰もが意見を述べられることを心がけています。たまに教員(私)が喋り過ぎてしまうことありますが。

研究室のメンバーも留学生をはじめ、いろいろなバックグラウンドや研究目的を持った人が集まるので色々な刺激を受けることができると思います。

今年は旧正月(中国正月)をみんなで祝って、餃子を作って食べたりしました。現在、中国福建省の厦門大学から訪問学者として来てくれている孟蒙先生が中心となり、皮作りからはじめて本格的な中国風水餃子ができました。美味しかった。

このようなわけで、小木曽研では結構いろんなタイプの人がおり、それぞれに個性を持ちながら、勉強や研究に取り組んでいます。

美味しい水餃子のできあがり
皮を作って、餡を包んで。

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