たまごやき
何書こうかな〜
なんて思っているうちに、三日坊主にもなれなかった!
私らしい始まり。笑
別に、誰も読んじゃいないのに
この話よりあの話が後なんて変かなぁとか、一丁前に考えたりして。
そうして結局、
「いいか、思ったことを書きたい時に書けば。」
という結論に。
今日はポコンと思いついた、
たまごやき
の話。
私が小学校低学年の時。
家には1階の居間に少し大きなテレビがあって、2階の両親の寝室にに小さなテレビがあった。
父が大体チャンネル権を握っていたが、1人になりたい時や、私と弟が見たいものがある&機嫌がいい時は譲ってくれたりした。
そして度々、寝室でお酒を飲んだり肴をつまんで過ごしていた。
ある日、私は父の肴に…と、母に教えて貰いながら卵焼きを作った。
くるくる巻く、お弁当に入っているあれではない。
味付けもせずに溶いた卵をフライパンに全て流しいれ、両端をパタンパタンと折っただけのもの。
中は半熟。
醤油をたら〜っとかけて食べる、我が家の朝食の定番だった。
作って父のいる寝室に行くと、「こげ(私)が作ったの?」ととても嬉しそう。
食べ物にうるさい父が喜んでくれて、私も嬉しかった。
結局その日父は何度もお代りをしてくれた。
たまご2個×3回ほど。笑
絶対にたまご摂りすぎ!!
でも、その時の私はとても嬉しかった。
自分の作ったものを、美味しいと喜んでもらえてお代りしてもらえることが。
そうして、その後実家にいる間も作りたい物があれば作ったりして「美味しい遊び」として楽しんでいた。
一人暮らしを始めた頃からは本格的に色々作るようになり、「胃袋で男を掴む」こともしばしば!笑
家で料理をして、友達と宅飲みをして喜んでもらうことも嬉しかった。
今となってはお金をいただいてお料理をすることもあるが、私の料理好きの始まりは「喜んでもらう嬉しさ」だった。
――あの時父が、嬉しくなさそうだったら?
――母が好きな材料を好きに使う私に、やめてと言ったら?
――付き合った男の子に「料理下手だな」と言われていたら?
――友達がこげのご飯食べたいから、宅飲みしようと言ってくれていなかったら?
――美味しいものがわかるように、親があちこちで美味しいものを食べさせてくれていなかったら?
色んな事柄に感謝だなぁ。
食べることは私の生きる意味の1つ。
これからも、周りの人や自分にたくさんの美味しいの幸せを感じてもらいたい。
肌着姿で椅子を机にしながら、ベットに座ってお酒を飲む父の
「たまごやき美味しかったよ、おかわりちょうだい」が今も思い出される。