
仕様もない #10(そのゴミは誰のゴミ)
2022年 11月。
ゴミのプロジェクトが始まって2週間ほど経った。
期待と
不安。
誰かがもう気づいて
社会的に解決される期待。
景観を乱していると苦情を受ける不安。
そんな仕様もない感情を抱いていました。
さて、何も起こらず。

その頃の私の芸術に対する目は
まだまだ右往左往して
遠くの方に見えているものが
ああ、そういうことか
と 納得できるものなのか、
辿り着いたらそれは蜃気楼なのか
分からないくらいに
弱い眼力。
それでも
人を、
時に非情なまでにも駆り立てるその芸術の力が
一体何者なのかと
凝らしていたのです。
まだまだこれからなのだ。