R3.2.24自然的親子権国賠期日傍聴記録
R3.2.24 自然的親子権を掲げて単独親権制違憲主張をしている集団訴訟の期日に傍聴,その後のミニ報告会にてミニミニ発表をして,その発信はしていたのだけど
どうもそのあと怒涛すぎて,肝心の期日の記録をしていなかったようだ
先に,3月10日の期日については記していたのに
この日は,とかく,目まぐるしい30分刻みのスケジュールの日
傍聴後,東京家裁で別件期日,その後,こちらの報告会に参加のために,Wi-Fi環境のあるところに移動,そして,午後は立川支部の期日のために中央線大移動,さらにWi-Fi環境に移動して,オンラインミーティングに参加する,みたいな日だったので,記憶も記録も乏しい
何より,印象的なのは,103号法廷だったこと
初回期日も傍聴していたのだけど,初回はいわゆるフツーの法廷で
意見陳述もなく,国の反論書面を急ぎ用意するように,と追い込む展開こそあったものの,期日自体は短く終了して,傍聴席も比較的まばらだったような記憶・・・でも,裁判長には,それが,社会問題として話題になっている重大なテーマであることがすでに理解されているのだろうか???なかなか,1階の大法廷でっていうわけではないはずなので,それだけで期待しちゃう
しかも,2月24日は,そんな大法廷の傍聴席を埋め尽くすほどの傍聴人!!
抽選券こそなかったけども,やはりその前の週の判決があったことで,興味が起きたのだろうか?
コロナ対策のため,傍聴席を制限する配慮がなされているとはいえ,それでも,けっこうな人数になった
どうも別件も同時刻の期日で入っていたらしく(そういうことはよくある),一瞬混乱しつつ,いよいよ,集団訴訟の期日へ
被告国は準備書面1にて訴状に対する反論書面を提出していたようで,その陳述
これを受けて,原告側が再反論をするという
その期限が4月末頃ということで,次回期日は,5月12日午前10時30分となった
この流れ自体は,通常みられるものではあるが(書面の確認→次回期日の調整),ここで,裁判官がしゃべる!!次に,原告が反論する機会であるということで,親権概念について整理するように,といった類の指示だったように思われる
すでに,しっかり書面を読んで争点整理の上指示してるってこと?
やる気のある裁判体なのかもしれない?期待していい???
緊急募集のようです↓
目下反論準備中というところでしょうか?
被告国を追い込む快進撃が止まらない!
今週には,こちらの国賠も
そして,来月以降も何かしらの国賠期日が続いていく
注目せずにはいられない
深尾さんについては,このご縁だったということを知る
聴衆には別居親で子に会えない男性、親権問題に絡めてこの映画の上映に関心を持たれた方が多かったのですが、他の側面の男性差別の問題として、聴衆の方からも問題的や意見が交わされました。男女共同参画に絡めて昇進の優遇の問題について提起されました。なんとなく女性枠を拡充しなくてはいけないといった風潮・圧力があり、ともすると縁故採用につながる、必ずしも能力が評価されず若年男性研究者が昇進で不利益を被る、女性のモラルハラスメントは表にでにくいといった、モヤモヤした男性側の意識があることが指摘されました。聴衆の中の「タガメ女」「カエル男」の著者 深尾葉子氏からも意見が提示されました。今回の映画や男女蔑視や差別の討論から、男性か女性か、どっちが正しいか、このレッドビルの監督自信もわからなくなってしまうのは、そもそもそれらの二分法が不幸を呼んでおり、それらすべてを取り除くことのみに意義がある。産める産めないの差はあれど、男性と女性の間はグラデーションで中間の人もいる。これをどちらかに切り分けることでは絶対に答えにはたどり着けない。一番大事な課題は ドグマを取り去る、自分を苦しめているフレームを取り去ること。この課題をはっきりと認識して、このフレームを取り去ることに一番力を入れるべき。課題がわからないと二者択一から抜け出せず迷走を続けてしまう。ミクロ・マクロの視点を切り替えることは重要だが、その前にこのドグマを取り除く、そうすれば一緒に問題と戦えるし、変なものに汗をかかないですむとのこと。
深尾さんのご講演もとても楽しみ!!
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