4月振り返り~濃厚過ぎた2023年4月
よく、もう今年も3分の1が過ぎるか~という語られ方もするのだけど、この4月は、まだ4月だっけ?というくらいの濃厚すぎた
なぜ?
プライベートのおやこの時間も充実している
新年度、早起きして、おやこキャンプに出掛けるところから始まる
学童が始まり、入学式があって、記念撮影会して、高校の入学式もあって
チャリ通の兄はともかく、小学1年生の登校はまだまだ見守りが大切で
給食も始まって、早々に給食当番楽しかった、と
そういう新年度が充実していて、期日ハシゴのような忙しさも続いたりする中、出張で走る
そんな忙しさで、日々文献紹介が精いっぱい(最近は図書紹介)なところ、やっぱり、歴史として忘れてはならないのが、たこパ中にやってきたあの報道だろう
今日も新しく報道
国賠の報道もあった
で、養育費の件も
単独親権制ではあんまり増やせないよ、と言わんばかりでもある
来週は、オレンジパレードもあり、久々に参加しようかと
悲しいかな、法改正まで時間がかかりすぎていて、すっかりアクションの担い手も世代交代しているよう
当事者が増えることでしか、運動を拡大できないのか。。。それは悲しくもあり、せめて、親子の涙を最小にとどめたい
共同親権弁護士を養成していく
ここに尽きる
そして、もう淘汰は始まっている
そもそもが、法テラスとの契約をやめるという弁護士もいる
それはとても前向きな話(弁護士個人にとっては)で、しかし、法テラス側は、引き受けてくれる弁護士の人手不足の様子を感じもする
司法改革が失敗とのことで、揺り戻しで、司法試験合格者が1500人くらいになっているから供給が制限されているから、すなわち、人手不足である
最初は、国選弁護人も法テラス案件も引き受けていこうと取り組んでいた若手弁護士もいろいろ経験を積んで仕事をこなせるようになると、こだわりがなくなり、結局仕事をしやすい仕事を選んでいくと、法テラスとの契約をやめた、ってなっていく
ご活躍されているからこその判断である
一応、私はまだ法テラスとの契約を続けているけども、法テラス案件以外の問い合わせが全国からあり、web調停を駆使しながら、時々地方に出張もしたりする
この前も出張
淘汰ではなく、まず、安く親子を断絶しようという取り組みからは引き受け手が離れていくのではないか
実際離れていっていると思われる
だから、特定法曹に集中していったりして、ある意味人気だろうけど、ある意味大変そうである
親子断絶との闘いは、とかく長い
面会交流事件が繰り返されることもあるけど、相手が悪ければ、面会交流問題ではなく、養育費減額なるコースになることもある
面会交流のプレッシャーはないけども、モヤるし、経済的にたくましくなっていなければ、生活への影響も避けがたい
弁護士のみんなが、面会交流に協力したがらない親の気持ちに寄り添うとも限らない
自ずと変わっていくことだろう
断絶に成功しました、困窮するひとり親家庭が産まれました、じゃ、あまり嬉しくもない
どっかでしわ寄せがやってきて、しかし、再依頼に対応できるのかっていうようなこともあるし、ボランティア価格でやってあげているという気持ちになっている弁護士もいる
そこは親切かもしれないけど、抜本的には救えていない
そして、また、女性側しかやらない、というのも生き残りの上ではリスクだろう
今や、監護親になるのは男女いずれもありえるわけで、女性側だけども別居親ということもあったりする
共同親権弁護士は、同居親(男女問わない)対応も別居親(男女問わない)対応も、DV案件も円満案件も幅広いターゲットを想定できるので、単純に、仕事になる対象が広い
今のところ、独占状態だから、仕事の方がやってくるくらい
DV案件も円満案件も早期解決する方が多いというのもメリット
手ごわい親子断絶問題には粘っていくけども、それも、依頼者と伴走しながら、あれこれやっていく感じは、この社会の動きが手応えとして感じられてやりがいがあったりする
弁護士は、依頼者の利益のために活動するのだけど、依頼者はどっちにしろ親であって、親にとって、子の最善の利益の実現は親としての利益でもあるはずだ
そう思うと、感情の整理を含め子の最善の利益を模索していく活動は、子育て応援そのものでもあったりする
依頼者のお子さんの健やかな育ちを感じられたら単純に嬉しい
それでいて、法テラス案件とも限らないのだから、自ずと仕事の仕方として選ばれていくに違いないのである
画期的な審判獲得に向けて相当な報酬を設定して取り組むことも見られる
そうでなくても、相当な弁護士費用で依頼いただけること、特に意識的に、費用の支払いについて即日とか確実に送金することを心がけるという方もいる業界だから、弁護士業務の持続可能性からしても、自ずとたどりつくことになる
だいたいが離婚を考えた父母の間にある何かしらの課題に向き合い、解決(=離婚)していき、共同監護(交代監護に限定されないが、子どもにとってストレスなく父母との関係性を築ける程度に十分な交流が双方に確立しているもの)を実現していくことで、家族再生を図ることに、ニーズがあり、父母ももちろん子どもにとってもメリットな上、弁護士の仕事の在り方としてもそこにやりがいを覚えるものである
共同親権に理解のある同志となる弁護士同士の会議も開催されるかも
より知見を出し合って、進化していくときに思う
4月の振り返ったら、未来が描かれていった