法制審議会家族法制部会ウォッチ1
第一回議事録がアップされていることに気づいたので,いよいよ入念に読み込んでいこう!!議事録全体は6万字を超えるようだった!
およそ2か月前のこと,これが5月28日(金)にアップされたのではないか,とのこと
3回目までの資料が公開されているところ,不安の声も聴く
はたして
法制審議会
家族法制部会
第1回会議 議事録
第1 日 時 令和3年3月30日(火) 自 午後1時29分至 午後4時57分
長い・・・長丁場の会議それだけで大変さが伝わってくる
資料の量も半端ない
第2 場 所 東京保護観察所会議室
会議の場所?!へー で,ウェブ参加もいらっしゃるとのこと
第3 議 題 離婚及びこれに関連する制度の見直しについて
改めましても,議題も確認
第4 議 事 (次のとおり)
議 事
○藤田幹事 予定した時刻になりましたので,法制審議会家族法制部会の第1回会議を開会いたします。
本日は御多忙の中,御出席いただきまして,誠にありがとうございます。
私は法務省民事局の藤田と申します。本日は第1回会議になりますので,後ほど部会長の選出をしていただきますが,それまでの間,暫時私の方で議事の進行役を務めさせていただきます。
まず,ウェブ会議で御参加の方がおられますので,その関係の御案内をいたします。御案内のとおり,新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,法制審議会においては十分な感染症対策を施した上で部会を開催し,希望される方につきましてはウェブ会議の方法による出席を認めることとされております。ウェブ会議の方法によることで様々な御不便をお掛けすることになるかもしれませんが,事務局として可能な限り円滑な進行に努めてまいりたいと考えておりますので,御協力のほどをお願いします。
本日もウェブ会議で御参加の方々がおられますが,御発言される際を除いてマイク機能をオフにしていただきますよう,お願い申し上げます。また,ウェブ会議参加の方で御質問がある場合や,御発言される場合は,画面に表示されます「手を挙げる」機能をお使いいただくようお願いします。それから,議事のルールといたしまして,御発言される際には必ずお名前をおっしゃってから発言されるようお願いします。ウェブ会議で出席されている方にはこちらの会議室の様子が少し伝わりにくいところがございますので,お集まりの方につきましては,発言者が分かるように御留意を頂ければと存じます。
引き続いて,お手元の配布資料を確認させていただきます。お手元の資料,幾つかございますけれども,まず,部会資料1として「離婚及びこれに関連する制度の見直しについての検討事項の例」という表題のもの,こちらは後ほど審議の際に事務局から説明させていただく予定です。
また,参考資料として,順に参考資料1-1として「法務省養育費不払い解消に向けた検討会議・取りまとめ」,参考資料1-2として令和3年2月5日付け法務省事務連絡「養育費の確保に向けたひとり親支援担当部署との更なる連携強化の推進について」,参考資料1-3として「未成年時に親の別居・離婚を経験した子に対する調査」結果,参考資料1-4として「父母の離婚後の子の養育に関する海外法制調査結果の概要」,参考資料1-5として「子どもの養育に関する合意書作成の手引きとQ&A」と題するパンフレット,参考資料1-6として「養育費バーチャルガイダンス2021」,参考資料1-7として厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果の概要について」,参考資料1-8として商事法務研究会「家族法研究会報告書」をお配りしております。さらに,お手元に「基本用語集」と「参考条文集」,また「児童の権利に関する条約」の資料,そして,今回御審議いただく諮問に関する資料をお配りしてございます。書類の不備等ございましたら,おっしゃっていただければと思います。
資料チェック
なるほど,養育費の議論に偏っているような匂いを感じてしまうのも納得
また,本日は今後の部会の日程についても併せて配布してございます。今後の具体的な進行につきましては,御議論の状況を踏まえつつ,随時お諮りをしたいと考えております。
それでは,次に,この部会で審議される諮問事項と部会の設置決定につきまして,これまでの経緯を,簡単に御報告いたします。
本年2月10日に開催されました法制審議会第189回会議におきまして,法務大臣から,離婚及びこれに関連する家族法制の見直しに関する諮問がされたところです。お手元の「諮問百十三号」と記載されたものを御覧ください。諮問事項はこちらに記載のとおりで,改めて読み上げますと,「父母の離婚に伴う子の養育への深刻な影響や子の養育の在り方の多様化等の社会情勢に鑑み,子の利益の確保等の観点から,離婚及びこれに関連する制度に関する規定等を見直す必要があると思われるので,その要綱を示されたい。」,これが諮問事項になります。この諮問を受けまして,法制審議会総会では,その日の会議において,専門の部会を設置して調査審議を行うのが適当であるとして,家族法制部会を設置することを決定したものです。まず,以上のことを経緯として御報告いたします。
テストに出るとしたらここだな?!諮問事項とは何か
それでは,審議に入りたいと思いますが,審議に先立ちまして,事務当局の方から御挨拶をさせていただきます。
いざ審議
○堂薗委員 民事局担当の審議官をしております堂薗と申します。本来であれば民事局長の小出の方から御挨拶をすべきところでございますが,あいにく国会対応で不在にしておりますので,私の方から一言御挨拶を申し上げます。
皆様にはそれぞれ御多忙の中,法制審議会家族法制部会の委員,幹事に御就任いただきまして,誠にありがとうございます。家族法分野では近年,相次いで法改正が行われてきましたが,残された課題は少なくなく,中でも社会的な関心が高まっているものとして,父母の離婚後の子の養育の在り方に関わる問題がございます。この点に関する我が国の法制度につきましては,養育費の支払確保や安心・安全な面会交流の実施といった諸課題を始めとして,国内外に様々な意見があるところでございます。その背景には,父母の離婚に伴って子が置かれる生活面,経済面での影響,女性の社会進出,育児の在り方に関する国民意識の多様化といった社会情勢があるものと思われるところでございます。このような父母の離婚に伴う子の養育の在り方につきましては,平成23年の民法改正の際に,両院法務委員会の附帯決議におきましても,離婚後の親権,監護の在り方等についての検討が求められております。
ここ,国賠テスト?!でも出るところね!平成23年の附帯決議
また,父母の離婚後,あるいは離婚前の別居段階における子の養育の在り方のほか,離婚に関連する制度といたしましては,未成年養子制度や離婚に伴う財産分与制度についても問題点が指摘され,その見直しに向けた幅広い検討の必要性が指摘されております。
はて?離婚と未成年養子制度???かなり別問題な気がするけど,要するに単独親権者の代諾養子縁組あのあたりの問題に向き合うことを念頭におかなければ,離婚との関連は乏しいような気がする・・・期待!
このような父母の離婚に伴う子の養育への深刻な影響や,子の養育の在り方の多様化などの社会情勢に鑑みまして,子の利益の確保等の関連から,離婚及びこれに関連する制度に関する規定等を見直す必要があると考えられます。
このため,これらの法制度の在り方について法制審議会で御検討いただきたく,今回の諮問と部会の設置がされたものと理解しているところでございます。
委員,幹事の皆様方におかれましては今後,幅広い観点から御検討をお願いすることになり,また,様々な面で御負担をお掛けすることになろうかと思いますが,何とぞ御協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
○藤田幹事 ここで,報道関係の方は御退出をお願いします。
ここまでは報道関係者にもシェアされた,と
部会長の選任に及ぶこともなく,3000字を超えたので,今日はここまで!
つづく(ネタに困らなくなったぞー🙌)
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