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共同親権は「子どもの心」と「親子の笑顔」を守るもの~連れ去りがあって高葛藤の先にある共同親権の子育て⇛没交渉スキルを磨こう

共同親権が当たり前に語られるようになってきた

別居親という貴重な資源が最大限活躍していけば、子育て環境はどんどんよくなる間違いなし!!

昨日は非会員の立場からのPTA考察をnoteにして、この10年で変わったこと、そして、自分の成長も実感して変化を知ると、あと5年もすれば、あちこちと別居親のPTA担い手、ひいては会長も当たり前のように登場するんじゃないかってなっていく

共同親権の子育てを考えたときに類似性を感じる
司法試験受験のこと


しょせん、私は連れ去られたわけではないし、健やかに愛らしく育つ子に囲まれて、その上で自分のやりたいように暮らしていたりもして、ってところではあるのだけど、今でこそそんな感じだとしても、長く先の見えない浪人生活を続けていて、ほぼ夢だけ描いていた時期があった

その時代があってこそ、だいぶ生き抜く力を鍛えたようにも思ったりする

最近は、そもそもの人生の攻略術的な世界に触れて、久々に貪欲に学ぶモードに突入しているところだけど、あ、なんだか、司法試験っていうのも特別なことじゃなく、人生の目的(よりよく生きる)があって、そのために設定された目標としての司法試験合格があり、そこに向けて成すべきことをこなしていくという攻略があること、むやみやたらに勉強したことをさらけ出すのではなくて、たしかな知識と理解を備えて、問いに答える形でそのスキルをアピールするというリーガルマインドだって、結局は人生全般の攻略に通じるようにも思うのである

最近、別の機会で、なぜ婚姻届を出す結婚をするのか、というアンケートに触れる機会があった

私は、1度は婚姻届を出したことがあるが、そのときは、やっぱり差別に抗う自信がなくて、共同親権にしようと考えて婚姻届を出したのだった

2013年相続分差別規定についての違憲判決があり、同規定が撤廃されたということの意味は大きい

結婚の仕方の幅が広がる余地を含むものであり、このとき、事実婚が一挙に増えれば、今頃別姓家族が当たり前にいることとなって、夫婦別姓制度導入も実現していたかもしれない

それにもかかわらず、やはり、事実婚は単独親権という単独親権制という差別が残っていたため、そして、それにより容易く親子断絶を引き起こしてしまうと、結婚するなら婚姻届を出すという”流れ”が変わることはなかった

それでも、様子を見ていると、結婚して家族になろうというときに、どのようにしていくか、という「話し合い」をする若い夫婦を見つけるようにもなっていった

最終的な結論は何でもいいと思う

それは無責任な意味ではなく、大切なのは、家族になろうという二人が、未来を見つめて話し合うという過程が大事だからである

きっと、家族のメンバーが増えたとしても、状況に応じて寄り添い調整していくことも叶っていくだろう

子育て環境としてベストである

お互いに好きになったから?定期的な性交渉を継続しようと考えたから?年頃だから?

何のために結婚するのかという意識を失うと、流れに乗ってきただけなのに、なんか違う、が起こってしまう

意識があれば、なんか違う、ってなったときにうまいこと消化できる可能性を残せるかもしれない

それは根本的に関係を解消するという選択だったとしても、一定の解決を期待できる

なんか違うと思ったから、話し合って調整して、よい感じにしていく余地もあるのである

流れに任せて、なんか違うけどどこが違ってどうしたいか、そうするためにどうするのかもわからなくって、むやみやたらに傷つけあってズタボロになってしまうということも起こってしまう

司法試験に挑戦しようとしたわけではないんだけどな・・・

人生の攻略は、司法試験合格より難しいこともあるというのが真実だったりして

そんな真実知らずに済むなら幸せなことかもしれないけど、いつだって、どんな状況、何歳になったとしても、真実を知って向き合おうとしたときがスタートであって、遅すぎるということはないはずである

ま、体が動ける内に気づけたらよかったね、って思おう

共同親権弁護士としては、なるべくなら親子交流が充実して、夫婦という関係が解消しても、親子の幸せは守っていきたいものだけど、中には、流れのままにズタボロになった状態で、さすがに、どうにもこうにも、どこからどうしたらいいのか、今世の内に解決しうるのだろうか、突破口ってどこにあるの?みたいになってしまうことも残念ながら起こり得てしまうことを認めざるを得ない

とても一弁護士でどうにかできるとも限らないから、ぶっちゃけ、親子断絶のまんまってあるよってこと、そこは、もう認める方が誠実にも思う

決してよいこととは思わないけども、じゃあいないことにしてよいのかということ

漫画やドラマだとそこで最終話で完結だとしても、人生のリアルはそのあとも続くのである

そして、全く違うテーマで動き出すということもある

家族というのが広義も含むのであれば、血縁に限定しないファミリーを形成していくというのも、年齢問わず希望をもっていいかもしれない

我が子との時間を失っていても、大切な家族を喪失したという実感さえなく、相変わらず、流れに任せてしまうようなこともあるかもしれない

大切な喪失を経験して、殺されたかのような痛みを受けて、そして気付いたときから、流れに任せず、自分の人生を自分で切り拓いていく、っていうところにたどりつくのであれば、親子断絶という状態が続くとしても、大切な我が子に出会えて親になった意味はあるんじゃないか

親になってからこそ学び成長すること、その先に、ご縁の神様がいたずらするかのようにひょっとしてひょっとするかもしれない、と思ったりする

これは実際、弁護士としての仕事としては微力にも及ばなかった果てに、奇跡のように親子再会(何十年ぶりかの前妻の子との再会!)とか、ひととおり面会交流の打診をするも応じられなかったことから、切り替えていくと、なんと、子どもが会いに来た、みたいなことだってある

弁護士の力は役に立たなくとも、決着をつけて、人生を前進させたときにそういうこともある

ないこともあるのかもしれないけど

あることもある

そこはもう管轄外ではあるけども、だから、弁護士としては、そういうこともあろうかと思えば、とにかく人生を前進できるように決着をつけさせるべく、解決のお手伝いをすることに尽きることになる

そういう意識で、こうしてああして整理すると、こういう仕事になるわけだけど、翻って司法試験受験時代を思い出してみる

他学部からの挑戦は、実際、無謀すぎた

最低限の知識をつけるべく短答試験を練習してみるも、それ自体が難航してしまう

そこは筋トレくらいの訓練でどうにかするとして、いざ書いてみようとすると、例えるなら、やっぱり、なんとなく知っている話しを流れに任せて書いてみた、になっちゃってたら、ようやく身近な存在として現れた合格者にズバリ指摘されて、書き方の大修正を指導いただいた

目的をもって書く、ということ

それは、答案でいえば、問いに答えることに尽きるわけだけど

やみくもに一生懸命やったから、とか、とにかく長時間大量の問題を問いたからとか、志が高く、熱い思いを持っているから、とか・・・その結果合格に近づくことはあるかもしれないけど、それらは合格を約束しない

問いに答えてこそ、である

目的に向かって合致する結果を導いてこそ、である

もちろん、攻略するには最低限の知識や理解が前提に要するので、ひととおりの勉強をする必要はあるけども

とにかく、浪人を重ねて弱小ローに通って、また遠回りもしているときに、本当にたくさんの人が通り過ぎていったものだった

勉強量では敵わないくらいに自習室の主のような人たちもいたと思う

私は保育園のお迎えがあるから、そうは自習室にはいなかったし

ある程度の勉強量があっても及ばない世界がたしかにあるけども、でもその入口辺りでもう引き返すようなことも見られた

たしかな知識と理解を得るにはある程度の実践的なトレーニングも有効ではあって、振り返ったときに、早期合格を果たしていった仲間を見ると、遠慮なくトライしていくのである

もちろん、そこで、よい結果は得られない

ズタボロにもなると思う

でも、そこで振り返って立ち上がっていくこと、そういうときに一番考えて理解が深まったりするから、成長の機会としては抜群である

挑戦するということはちょっと痛みもあるが恐れないこと

負けないように勝負しないままではまったく成長しないので、結局続けられなくなるというわけである

勉強してから、とか、基本書読んでから、とか、まだ模試を受ける段階ではないから、とかだと、いつまでも実力が身につかないわけである

テストと人生を同じに語るわけにはいかないとか、失敗するわけにはいかない、とかではない

そういうなら、家裁に来るようなこととは無縁でいれるよう努力や配慮を尽くすということだってありうることで、実際そうやって取り組んでいる方もいる

弁護士になってよくわかるのは、マニュアルとか判例とか答えが書いてあることと同じようにいく、ということなんてほとんどないというわけである

前例踏襲でしかなければ、もう負けますよという宣言で事件は終了である

どんな状況でも、法改正もあったり、運用の変化や憲法の理念に沿ったりして挑んでいくことで、前例にない展開というのも十分期待できることもあるのである

判例が確立するのを待ってから、なんてことしていたら、共同親権弁護士なんてやってられなかったりする

共同親権弁護士は面白い

親子の笑顔が何よりものプライスレス

両親の離婚やら何やらで傷を負う子どもたちの心は守らねばならない

弁護士として仕事するのもやりがいあふれる

それ以上に人生の攻略にも役立ちそうで、ワクワクが止まらない

司法試験を目指してよかった

今は、共同親権の子育てがよりよくあるように、日本中に広めていきたい


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弁護士古賀礼子
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