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3.1傍聴日記3

いきなし、「3」である

1・2も用意したけど、公開できないかもしれない

公開に耐えうるようにと配慮を尽くそうとしたのだけど、やっぱり、自然にわき起こる気持ちに逆らうことはできなかったし、まー、その気持ちなんて、やはり、千駄ヶ谷にも何回か足を運ばせてもらったりしたそういう仲だからと言われればそうかもしれない

大阪でもそういえばお会いしました!

初めてお見かけしたのは、ちょうど3年ちょっと前の、東京での集会に、参加者として発言されてたあのときかもしれない

まったく状況を存じてなかったけど、そういう状況にあることを英語でスピーチされていた

その年は、国賠の提訴(作花先生による単独原告のもの)があって、院内集会をして、そのオプション集会が大久保であって、そのときには、まるでコンビな2人で行動されていたので、やはりゲスト登壇していただいていた

3年前の共同親権の芽吹きはすごい勢いがあった

嵐に負けずに大阪にもいった共同親権ツアーのその初日、院内集会のあった日に、あの記事が公開された

オレンジパレードもあって、2020年には、その流れで大阪でも開催されたので、子連れで参加したとき、ご挨拶している

そして、大胆にも命を賭けたアクションによって、一気に世界からの注目を得ることになる

EUからの非難も引き出すためにずっと動いていたともいう

日本のおよそ闇深い構造上の問題に立ち向かう術などないものと諦めるのが早い

責めるわけではないけども、そうやって諦めていった話だってあふれているし、それが、また闇をさらに闇深くさせてしまっているだろう

諦めないで、行動を続けるということが、ここまで世界を動かせるのか、とても、夢があふれる話である

ちょうど家裁の入り口の1階でお会いして、リラックスされている様子がわかった

なんとか傍聴券引換可能なチャンスをいただけたことを報告すると笑顔で歓迎していただいた

何もできないけど、微力すぎて応援にもならないかもしれないけど、先生と二人、仲間たちにも励まされながらその時間を待っていた

開廷時より通訳人は入っていたけど、原告本人尋問中のことは通訳はなかった

日本語でのやりとりをどこまで把握していたかわからないけども、ただ穏やかに過ごしていた

目の前には謎の遮蔽措置も不思議でならなかっただろう

ついに、15時10分頃より、遮蔽も外れ、被告本人尋問が始まる

まずは、通訳人の宣誓から、そして、英語で本人の宣誓

被告代理人による主尋問が始まると、オーソドックスに、陳述書の確認から

時系列に沿って、結婚当初からの経緯を説明していく
自然なストーリーが描かれていく

原告に描かれていたキャラが上書きされていく

EUのこと、ハンストのこと、世界に対して、子どもの誘拐の問題を周知させるためのアクションであり、11カ国で報道されたこと、共同親権が子どもの利益であるとして、法制度が変わることを願ったもの、逮捕状の件も、日本を含む195カ国に手配されていることも語られていく

面会交流調停を申し立てていないことについても、主尋問で説明をしていく

  1. 誘拐されているので、調停手続に従うとは考えられない(北朝鮮の拉致と同じと考えればそうでしょう、と)

  2. 日本の面会交流は、世界のスタンダードな交流になっていないため、子の最善の利益に適していない

  3. そもそも、ルールに従っていない(誘拐すること自体がルール違反だから?)

最近のお子さん方の様子も説明される

調査官調査があったようだった

本人は、ここまで余裕だったと思う
大変だったのは、通訳人である

なかなか苦労しながら、法廷通訳が行われていく

16時頃より反対尋問というとき、少し休憩することとなった

概ね通訳人には休息が必要そうだった
複数人が交互に話す内容を、一人で担うのは実際大変だと思う

それでも、日本語を母国語としない、当事者の手続保障のために、いる
そこに支障はなく、宣誓のとおり、職務を全うされていたように思う

それでも、最後のターンの被告反対尋問は、とても大変な状況になっていく

ただでさえ、時間制限があって、すでに原告の尋問でも時間が押していて、4時半終了予定といっても、そこは無理だろうということが薄々共有され、でも5時には絶対終了するのだという裁判官の厳しい姿勢もあって、緊張が走る、が、うまくはいかない

日本人の被告ならば、先程の原告のお話を踏まえて~とか、日本語の書面を突きつけて、その意味は~とか、確認しながら反対尋問をするということもできるだろうが、それができない

ある書面の、ある部分について、被告ではなく、通訳人に確認をしてもらい、読み上げてもらい、その意味を確認するという作業をしていく

そもそも、その読み上げる資料が、元々英語のメッセージを、和訳したもので、和訳部分を代理人が指摘し、その元を遡って確認するということも行っていたのか、まーその場面はそう長くはかからなかったものの、証言台の周りに、多くの人数がわちゃわちゃと動き回ったりして、アクティブな法廷であった

一旦翻訳が入った書面をさらに通訳で確認するものだから、もう、そもそも円滑に話が通じない

代理人作成の準備書面記載事項も、事実としての主張している内容が、実際の行動を指し示すとも限らなかった
(「疑問を投げかけた」→「実際には質問はしていない」)

日本人同士だと伝わるものが少しずつズレていくのを目の当たりにする

日本人だと、YesかNoで答えることが求められる質問を、多くの言い訳を付加しようとして、「YesかNoで答えてください」(ピシャリ)「それ以上はいいです」というようなことも見られるが、だいたいは、淡々とNoという回答で、NoなものはNo,たまにYesなものにはYesと答えられていたように思う

原告の描くストーリー・キャラクターを打ち破る被告の物語、これを崩していくのが、原告側による被告反対尋問の趣旨のはずだ

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