コロナ対策をした面会交流について
先日から報道されているとおり、なかなか親子が会えない事態に見舞われる不思議な国日本で、この自粛要請の中で、ますます会えないことが問題になっている
大阪府の発信として、法務省へのリンクを貼って、アナウンスしている
いわゆるオンライン交流等を代替案として例示し、工夫しながらも、面会交流をすべきことを提言するものである
あくまでも、例示である
世界が、歴史に刻まれる程の未知の不穏に包まれる中で、一定の配慮が必要だとして、それでも面会交流はすべきであるということはぶれない
それは親子が親子らしくあるために不可欠な大切なものだから
だから、オンラインで交流するという選択肢も検討しながら実施していくことが望ましい
あくまで選択肢の1つであって、感染予防策としての配慮としては、発熱等風邪症状の有無について配慮する、感染経路が疑われないか配慮する(海外からの帰国者との接触や、その他感染者との濃厚接触の機会を自覚する場合には、方法を模索する)、手洗いをお互いに徹底する、屋外で交流する、食事は横並びで・・・
すなわち、普通の配慮でいいのである
面会交流だから、
別居しているから、といった格別の配慮を要する思考こそが差別であり、危険である
上記配慮を尽くした上でも、さらに、別居親との交流に慎重になるべきという意見があるとしたら、同居親との暮らしの継続にも慎重になった方がいいという考えが筋である
同居親が在宅だったとしても、たまには出勤するだろうし、外出先でどんな経路かもわからないし、同居親にも感染リスクがゼロではないわけで、別居親だからといって格別にリスクが高まるわけではない
その基本的理解を欠きながら、オンライン交流というワードが独り歩きすることは危惧を覚える
だいたい・・・
オンライン交流の方がハードルが高い!!
司法の謎ランク付けとして、間接交流<直接交流、これを段階的に拡充するというような思い込みがあるが、電話ですら、お互いそれぞれの家庭がある状況で、電話するということは、相手の生活への介入にもなりかねず大変である
電話していいタイミングがいつか、おうかがいを立てる連絡調整が別途必要ということになる
コミュニケーションが双方向に可能な就学児以降の年齢であれば、オンラインも楽しめるかもしれない
それにしても、通信環境の整備、設定、日程調整、諸々の下準備はやっぱり手間である
約束した時間・場所につれていけば済む以上の同居親の協力を要することになる
特に、幼年齢であれば、一層難しいし、やはり、親子らしくあるには肌のぬくもりを感じてこそ、といえる
ツッコミどころがあふれている、ということになるが、とはいえ、だ
会えない時間を嘆く親がいてくれること、それだけで、その子は恵まれていること、とも思う
会えない時間が長くなることを憂うより、それだけ長い時間会っていなくても、愛情を失うことなく、わが子を思っている、それ自体を讃えたい
そういう風に思うこと自体親心なのだと自信をもって欲しい
会えない間にできる親活動=子育てもできる
この社会を変える
それが、いつかわが子が大人になって親になったとき、安心して子育てを全うできることに貢献する
子どもだから、たとえ親の苦労と多数の涙の果ての恩恵だったとしても、気づかないかもしれない
それでもまぁいいかな、と思えるのもまた親だと思う
ただ幸せにわが子がわが子らしい人生を全うしてくれること、それが何よりもの親の願いでもある
もちろん、その姿を身近に見守り続けることができれば、もっともっと嬉しいことなのだけど
今、それができなくて辛い目に遭っているかもしれなくても、きっと社会は変わるものと確信している
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