#13 時の流れは早いもので
冬休み中に小学校の同窓会に参加してきた。
ほとんどの同級生とは卒業以来会っていないため8年ぶりの再会となった。
8年たっても面影は残っている、全員に懐かしさを感じた。
”今何をしているか”はお久しぶりの会では定番である。
自分の育った環境やそもそもの自分の意志からしても、私は当たり前のように大学に通っているが、勿論社会人となった同級生もいる。同じ大学生仲間でも既に具体的な就活を語っている人もいる。
ただ漠然と、凄いなあと思った。
懐かしい友達に会うたびに、みんな大人になっていくなぁと思う。
自分がガキのままなのは承知している。
横を通り過ぎる車の影を跳んで避けたい。横断歩道は白線だけ踏みたい。雪が降ったら雪合戦がしたい。地下道やトンネルでは大声を出したい。ジャングルジムがあったらてっぺんまで登りたい。
見た目は大人、頭脳も大人、心が子ども。困ったものだ。
自分に残る子供心に縋ったって、大人になることに抗ったって、時は流れていくもの。人も環境も変わっていく。
二十歳という節目を超えてしまえば、今後もう会うことのない人も増えるのだと思う。
それでも時間を作ってくれる人には、本当に感謝しないといけないと改めて感じた。
友だちの晴れ着姿を見ながら今日も夜更かし。