四. 成長、 決別
あれからかなりの年月が経った、
相変わらず君のことは忘れて、
くだらない毎日を繰り返してた。
くだらないなんて言ってても、ただ普通に、
辛いことも楽しいことも、たくさんあった。
学校生活も部活も大変だったし、
青春なんてなかったし、興味ないし。
社会に出て、たくさんの人に怒られて。
毎日クタクタになって帰っては寝る、
そんな充実した毎日を送ってる。
そのおかげで僕なりの人生観もできた、
僕なりの物の見方とか価値観ができた。
僕が自分で決めた、自分の人生ができた。
僕にはもう、君との思い出や過去なんて
気にしないほど強く成長したんだ。
...嘘だ、本当は覚えてる、縋ってる。
相変わらず君のことは思い出せない、
君は今どこで何をしてるんだろう?
僕にはわからないし、知る由もない。
君は幸せに暮らしてるだろうか?
君は自分を大切にして、前に進んでるのか?
いやまぁ、元気にしてるならいいんだ、とか
言いたくたって言えないし、、、、、
もう君も僕もそろそろいい歳だ、、、、、
終わりにしよう。
過去は思い出として胸にしまって、
明日のその先の未来の糧にしてまた笑おう。
君もどこかで頑張ってるんだろう?
君ばっかり先に行ってずるいじゃないか。
私だって、いい加減前に進んでやる、
過去ばかり引きずる自分に別れを告げて、 最後に一言だけ叫んでやる!
弱虫を捨てろ、後悔を捨てろ。
シンプルで純粋な、たった一言...
そのたった一言を君に伝えるためにだけ叫べ
"僕がずっと前から想ってることを話そうか"