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白衣性愛情座談会~工画堂文庫特別版~


☆ ご注意︕ ☆
この座談会SS はメタ的表現を多分に含む、
白愛本編とは異なる外伝的な物となっております。
ですのでその旨ご理解頂ける方のみ、お読みください。
また、本編オールクリアを前提ともしておりますので、
まだの方は作品をオールクリアした後にお読みください。



第一部 ~主人公欠席裁判編~



いつき 「だから、オープンフィールドのRPGっていうのはさ、センセ」
かえで 「は、はぁ……」
いつき 「自由度の高さが売りになってくるけど、ゲームってのは自由度が高ければ面白いってわけでもなくて」
かえで 「そ、そうなんですね。へ、へーなるほどーすごいですねー」


さくや 「ふぅ。お茶おいしい。なかなかいい茶葉を使っているわね。入れたのは、なお?」
なお 「そうだよー…………えーと……録音機材はこれで、と……。んーちゃんと動いてるかな、動いてるよね。それじゃみなさん、そろそろはじめよっか」


いつき 「映画的っていうのも必ずしも悪い意味だけじゃなくて」
かえで 「あの、あの、私、ゲームしないんでなんの話か全然……。た、武田さんっ」


さくや 「まったく。はじまるわよ、いつき。こっちに集中なさい」
いつき 「ん? おーそっかそっか。いえっさ、姫君」
さくや 「座談会、まともに進むのかしらね。―――なお」
なお 「はぁい、さくやさん。それじゃ、なおから挨拶するね。ん、ん、こほん、全国の姉妹百合スキーなみなさん、そうじゃないみなさんもこんにちは!良妹は正義、かわいくてちょっと面倒くさいところのある良妹は大正義、お姉ちゃん大好き妹代表・大幸なおですっ。本日はよろしくお願いします。お姉ちゃん大好きー」

いつき・さくや・かえで「………………………………」

なお 「??? どうしたの? みんな」
さくや 「……いえ、なにも」
かえで 「え、ええとっ。その、大幸……なおさんはお姉さん、大幸あすかさんのことが本当に好きなのね」
なお 「はい、妹ですからっ」
いつき 「はー、相変わらずだだ漏れだなー。てか、悪びれもしなくなってやがるし」
なお 「えへへ、めんどくさカワイイのがなおのウリですから。なおルートクリアしてくれた人ならわかってくれるはず♪」
いつき 「そうかー? んー、じゃ、次はあたしか。天藤いつき、趣味はゲームで頭脳優秀、で『白愛』のイケメン担当」
かえで 「自分で言いましたね……」
いつき 「やー、事実だし」
なお 「中身はヘタレってバレてるけどねー、クリアした人には」
いつき 「んだとー! そんなことはーねー……と……思う。思いたい」
さくや 「そこが可愛いのよ、いつきは。ああ、それと忘れてはいけないわ『白愛』の純情担当ね」
なお・かえで「あー……」
いつき 「な、納得してんじゃねー。あたしはオトナだぞ、アダルト大魔王様だ」
なお 「えー……でも、感想コンの最新SS読むかぎり」
いつき 「その話はすんな!」
かえで 「ま、まぁ、みなさん、それぞれに純情ってことで。ね、ね?」
さくや 「ふふ、そうですね。さすが大原先生。では、次は私ね。武田さくやです、本日はよろしくお願いします」

なお・いつき・かえで「………………………………」

さくや 「??? なに?」
なお 「えと、挨拶、それで終わり? さくやさん」
さくや 「ええ、問題が?」
なお 「あ、ううん、そんなことないけど」
かえで 「ず、ずいぶん簡素ですね」
いつき 「『白愛』遊んでくれた人に自分アピールってかさ、ないのかよ」
さくや 「必要ないわ。そうね“本妻の余裕”というやつかしらね」

なお・いつき・かえで「!!」

さくや 「だって、『白愛』を全ルートクリアしたなら、誰があすかの本妻か明々白々でしょう」
いつき 「(小声)……ぶっこんでくんなー、さすが姫」
なお 「そ、そそそそんなことないもん! 本妻はなおだもん! そうだもんー!」
いつき 「はいはい、泣かない大幸妹」
なお 「泣いてないもんっ」
いつき 「えー、ここに制作サイドからの公式見解があります『プレイした貴方が本妻だと思ったヒロインが本妻です』……とゆーことで。はい、この話題しゅーりょー」
さくや 「ふふ、そう。いいけれど」
かえで 「あはは……本当に大物ですねー武田さんは。私は、自分が本妻だなんて自信全然。あっ、次は私ですね、え、ええとそのっ……大原かえでです。帝都看護で教員をしていて…………んー他になにを言えばいいのかしら。私は他のお三人さんほどキャラも立ってませんし――」

なお・いつき・さくや「………………………………」

かえで 「な、なんですか、みなさん。そんなじとっとした目で」
なお 「警戒の目です、先生」
さくや 「ええ、先生は要警戒対象ですから」
いつき 「デフコンなら1」
かえで 「えええっ、なぜっ!?”デフコン”わかりませんけどっ本日はよろしくお願いしますー!><」
いつき 「(小声)……くっ、かわいい」
なお 「(小声)やっぱり魔性だ……」
さくや 「(小声)魔性ね、封印処理すべきだわ」
かえで 「あ、あのっ?」

なお 「ふぅ。では挨拶も終わったということで、座談会に入っていきたいと思いますっ。
イベント購入特典、ネタバレ全開! みんなで語っちゃおう白衣性愛情座談会ー☆」

いつき・さくや・かえで「ぱちぱちぱちぱちぱち」

さくや 「ところで、なお。肝心の主人公である、あすかがいないけれど?」
なお 「うん、説明するね、さくやさん。この座談会は二部に分かれていまして、第一部は主人公のお姉ちゃん抜き、なお達だけで語り合っちゃおうというパートなの」
いつき 「なるほど、まーヌケ子いないほうが、あたしらもぶっちゃけて話せることもあるか」
さくや 「理解したわ。あすかの欠席裁判、というところね」
かえで 「裁判にしなくてもいいんじゃ……」
なお 「どうなるかはお話次第ってことで。それじゃ、お題もらってるから最初のいくね。 こちらっ」


お題 『自分以外のヒロインのED、どう思った?』

なお・いつき・さくや・かえで「………………………………」

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