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許すこと、受け入れること、諦めること。(KOGADOの冒険ワークショップ vol.14 亞空間ラリー、の巻)
浪人:
うーん、テーマがない。といっても締め切りはいつも迫ってくる。
ん? そういえば、編集長のことを話題にしたのって今までなかったよね?
というわけで、編集長の最近考えることとは!?
編集長:
唐突(笑)
そうですねー、あえて言うなら自らの成長について、ですかね。
浪人:
想像してたのより真面目なのが返ってきたw
よし、今回はそれでいこうか。
編集長:
結構重いテーマですけど、本当にいいですか?(笑)
ウィークポイントと、ストロングポイントが表裏一体なのが、すごく今私の心に不安として刺さっているんです。
浪人:
それはどういうこと?
編集長:
わたしすごい神経質だから、間違ってることをスルーできず、指摘しちゃうんですよね。
浪人:
そうだね
編集長:
はっきり言うからその時の問題点が分かりやすいし、そこを期待されるようになることが多くて。
けど、言った手前、自分でなんとかする、せざるを得なくなるというか。
浪人:
「こいつに頼んどけばなんとかしてくれんだろ」となりがち?
編集長:
そうなのかな?、たぶん。評価してもらえてるか、最近仕事を任されることが増えてきて、その分細かいミスも増えた気がしてるんですよ。
で、あれ?誰かこれ気付いてた?私だけが見てたのか、詰んだな。となる。
浪人:
気を回して走り回ってんのに、ミスると誰もカバーしてくんなくて、なんなら自分のせいになるって感じ?
編集長:
状況を報告すればすぐに上長が救済してくれるんで、大きな問題が起きたことはない(と思いたい)んですけど。
ミスに気付いたその瞬間は虚無感を感じますね。
浪人:
過酷だ。
編集長:
そういうことを繰り返していると、わたしの中だけで、完結してしまっていたんだなと感じて、人とタッグを組んだりすると、見えてないものが見えたり、成長できたりするんじゃないか!とここ数日考えて。
早速この前上司に、部下を入れて欲しいと直談判しておきました(笑)
浪人:
なんでそこに到達したの?
編集長:
仕事量が増えてきたのもあって、私一人だと限界だっていうことと、部下をもつことで見える角度がかわるかな?って。許容範囲が増えたり、自分の成長につながったり。
どうですか?たくさんの部下をもつ浪人さんとしては、部下をもつメリットとデメリットとか。
浪人:
んー。
自分で言っちゃうのもアレなんだけど、私は、部下を育てられないってことで社内では有名なんだよw
編集長:
そうなんですか?(笑) 初耳。
浪人:
急にこれ、記事にしたくなくなってきたなw
まあ、私のことは置いておいて……マジレスすると、編集長が今のマインドのまま部下を持ったら、うまくいかない気がするな。今のままならね。
編集長:
今のままなら?
浪人:
編集長自身の変化がなければ。
「見える角度が変わる」「許容範囲」って言ってるから、自覚してるみたいだけど。
編集長:
どういうマインドセットが必要なんですか?
浪人:
多分だけど、どんな子が入ってきても、編集長は、その子のことが許せないと思うんじゃないかな?
編集長:
他人に厳しいから?(笑)
浪人:
ミスをしたら気に食わない、気が回せなきゃ気に食わない、先回りされたら気に食わない。全方位で気に食わないと思う。
もちろん直接は言わないだろうね、けど、言わなきゃ言わないでイライラが募る。
編集長:
性格悪すぎて死(笑)
救いがなかった。
浪人:
他人に厳しいってこともちょっと違う気がするんだよね。
仕事さ、完璧に立ち回れた時が一番気持ち良くない?
編集長:
絶対そう、でも完璧にこなせたことはない。
浪人:
「仕事が」うまく行ったかどうかが目的ではなく、「私が」パーフェクトに立ち回れたかどうかが目的になってるのかもしれないね。
目的というかモチベーション。
編集長:
ううむ……。
私個人としては、クリエイターさんとのやり取りをすることが多いから、クリエイターさんファーストを理念に掲げて判断しているつもりだったけど、それよりももっと前に自分が完璧であるために、があったのか?
浪人:
クリエイターファーストが実現できてる「自分」を目指す、になってるのかも?
編集長:
それはありそう。
浪人:
まあみんな大体みんなそうだと思うんだけどね、自分の持ち分は努力次第で何とでもできる、でも他人の部分はコントロールできないしね。だからイラつくんだねきっと。
編集長:
え、じゃあ、私は今は部下をもつべきじゃないよ、が浪人さん的判断ですかね?
浪人:
部下をもちたいと思ったなら、それは間違ってないと思うよ。
部下をもつと景色は変わると思う。がらりと変わる。けど、もし景色が変わったなと感じたらなら、それは景色が変わったんじゃなくて、景色を見ている編集長の視座や意識が変わったんだと思う。
編集長:
自然と唸っていた。
正直、直談判したその5分後から、不安もすごい感じてはいたんですよね。おっしゃる通り、私は他人に厳しい傾向があって、それで相手の気持ちとかモチベーションを落としてしまったらどうしようという不安がすごくて。
浪人:
なんかすっごい偉そうなこと言っちゃってるけど、やってみて、感じて考えてみるってことに尽きるよね。それしかない。
編集長:
なにごとも経験ですもんね。
浪人:
そうだね。
自分以外の存在をありのまま許して受け入れる、という意識ね。許して、愛して、尊重する。
編集長:
自己評価を上げるためとか、自己実現のためじゃなくて、部下と切磋琢磨して一緒に登っていくという考え方が必要なのかもしれない。
でもこれを心で理解するのは大変そうだな。
お坊さんの修行だな。
浪人:
自然とそうなるよ。
編集長:
そうですかね。
浪人:
……うーん。
これ、歴代最高レベルで記事にしにくいなw
編集長:
ね、やり直します?(笑)
浪人:
や、まあこういうのがあってもいいでしょう。毒にも薬にもならないやつが。
編集長:
(笑)
~~~~~
今回はへんな問答回をそのままお送りしましたw
かくいう私も、人に仕事を任せられない筆頭で(す)した。「任せる技術」みたいなビジネス本をものすごくたくさん読んでますし、読んでるのに実践できていませんし、ごまかしてやり過ごしています。
「頼むより自分がやった方が早い」がキーワード。誰かに頼むときは丸投げ、何故なら見てしまったら直したくなっちゃうから。とはいえ全部自分ではやり切れない。自分が一番できる、できる自分をみんな見てくれ!という承認欲求モンスターで(す)した。私の場合は、ね。
でも歳をとって、自分の限界が見えて、それでやっと諦めがついて、少しずつ誰かにお仕事をお願いする(というかお願いせざるを得ない)ことができるようになった気がします。
許すとか偉そうに言ってますが、私の場合は自分を諦める、だったかもw
実は(も何もないけど)私と編集長は、親子ほど歳が離れてまして、彼女くらいの年齢の時、自分がどんなだったかまったく記憶にありません。ありませんが無駄に鼻っ柱が強くて最凶に傲慢だったんだろうなw
そう考えると、この年でここまで考えられる編集長は、やっぱり私とは違うと思うし、そういう視点を現時点でもっているなら、私の杞憂だったかもね。
部下をもつことでしか上司としての成長はできないし、自分がぴっかぴかに輝くために仕事を使うってことでも、いいんじゃないですかね。いいと思いますよ。
今週はこの辺で。 ではまた!
※「KOGADOの冒険ワークショップ」では、レポーター「浪人」にやってもらいたいことを雑に募集してきます。 なんかやってくれ、こいつと話してこい、など可能な限り実現したいと思いますのでリクエストください。 コメント欄、またはTwitterメンション、DM、またはユーザーサポートメールまでお寄せください。
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