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予定は未定の秋旅~温泉行き消えるの巻

アイルランド留学中、恋しくなったもののひとつに日本の温泉があります。バスタブに浸かることもない(そもそもバスタブのある家がほとんどないと思われる。)、そして、頼みのシャワーの水圧は軒並み低く、水温も一定しない。それって海外あるあるよね~と、慣れに任せようとしてみても、やはり恋しかった日本の風呂文化…。しかも、今のシェアハウスはシャワールームのみときている。

というわけで、暑さも「例のもの」も徐々に収まってきた10月。最寄りの一見地味すぎる銭湯にも行ってもみました。これが、想定外の良さ!今後、定期的に通うつもりではおりますが、緊急事態宣言が終わる予測でもって、昔よく利用していた温泉旅館も予約しておりました。東京からの往復バスプランという東京在住者には至極便利な、しかも、おひとり様プラン。私の当時の交通手段はほぼ自家用車だったため、この東京からのバスプランを利用したことは今までございません。

宿のHPにはバス乗り場は「東京駅八重洲口」としか書いていない。日本最大級のターミナル東京駅付近でさすがにその情報は過少では?と心配になり宿泊前日に宿に問い合わせたところ、八重洲口出て左にあるセブンイレブンの前です、すぐわかります、と説明されました。

そして、当日の朝。東京駅八重洲口でうろうろ。八重洲口も実際は中央口、北口、南口がある!セブンイレブンだって何店舗かあるって、グーグルさんが!

慌てて宿に電話してみるとなんと本日の営業終了のメッセージが流れるのみ。そして、バスの出発時間は過ぎてしまった…。

こ、これはっ、嫌がらせか何かでしょうかっ!?

幸い、宿泊料は現地決済。本来ならば当日キャンセル料って話にもなり得るんでしょうけど、これ、私の(過失を含めた)責任じゃないですよ、ねっ?!逆に東京駅までの電車賃を請求したい気分で、怒りのクレームメールを宿に送り付けた後、しばし途方に暮れる…。代替交通手段を使ってまでわざわざ行きたくない。そして、もうこの宿を利用することはないだろう。さようなら、過去の自分そして定宿…。経営方針が代替わりとか「例のもの」の影響で変わってしまったんだろうか…とノスタルジックな妄想もしてはみるが、とにかく旅支度までしてきて東京駅にいるのもったいない…。

そうだ!どこか行こう!


そして、予定は未定の旅に突入するのでした(続)。