腰痛ざまーみろ!_極悪女王
時差ボケが良くならないまま腰痛も悪化。
様々な理由で海外に行くたびに薬局のお世話になっている私は
今回も出掛ける前華麗に薬局に駆け込み
「アイゴットバックエイク!パッチプリーズ!」
出されたのは見るも明らかに「貼るホッカイロ」であった。
薬局のマダムは私にアレルギーとか常用薬があるか聞いたりしたあと
「ホット?コールド?」って聞いた。
私は迷わず「ホット!」と答えた。
それで貼るホッカイロ出されたら、、ああ、、まあ、しょうがないか。
エマージェンシーなんで!って薬局のトイレを借り、貼ろうと試みる。
重み、揺らすとカサカサいう、中身の酸化鉄感。今シーズン、まだ冬も、なんなら秋すら来ないうちに君の世話になるとはな。
剥離紙を剥がす。腰に貼ろうと下着を捲るが手が止まる。
・・・・・あれ、貼るホッカイロって肌に直張りしちゃダメだよな。
けど、これパッケージにデカデカと
「ダイレクト トゥー スキン ヒート パッチ」
って書いてる。
仕方ない・・・郷に従うか。接着剤のところに有効成分が入ってるかもしれないしな(後で調べたらそんなものは配合されてなかった)
接着面が思ったよりしっかり肌につく。脱毛テープ感ある。
すぐ腰は暖かくなり、痛みを感じなくなる代わりに熱さを感じるようになった。
ものすごい熱さだ。ランチ中しばらくバッグを背中に置いていたらバッグが温かくなって中のモバイルバッテリーが発火しかけているのかと思った。
1日の仕事が終わりホテルに戻ったら「お役御免」とでも言うようにカイロは床にドスンと落ちた。拾い上げると硬くなっていたがまだ温かかった。
油断は大敵なので寝る時間も貼り(せっかく眠れたのに腰の熱さで起きることもあったが)出張中腰要因で活動限界がくることなく生き延びることができた。ありがとう。肌に直貼りホッカイロ・・。
さて本題です。
地面師たちを観終えたあと、トークサバイバーの新シーズンを真夜中のホテルで声出す位笑いながら見ていたのだがそれも観終えてしまった。
カイロのせいもあるが、しっかりと眠れる気配は無い。
Netflixはしきりにホーム画面で極悪女王を勧めている。
正直、極悪女王は観る気がしなかった。
舞台となっている時代は恐らく私は物心ついたかつかないかくらいの時で、私の第一次暗黒時代。
うっすら従姉妹のお姉さんが長与千種のファンだったこと、怒られた時に「ダンプ松本みたいになるぞ」と言われたりと微かな記憶がある。
鮮明に記憶に残っているのはアジャコングの時代で、当時のことを知らないっていうのが第一の理由なのだけど
キャスティングの話題性も微妙に嫌だったんだよな。
別の主要キャストが嫌いなわけではなく、本業とは別のことで不本意に話題に上がってしまった女優が体張ります!みたいなね。そういう構図がなんだか嫌で。
ちょっと今までのネトフリドラマと違う「イロモノ感」を感じてしまっていた。
いやあ、そう思ってた自分!違うぞこの野郎!バッチーン!(竹刀で自分の腰を殴る音)
話はダンプ松本と同期の55年組の仲間が今じゃ考えられない(けど当時では普通?)環境下でプロレスラーを目指し活躍する話。
最初はちょっとハードな朝ドラ感覚で観れてしまう。
ビューティーペアに関してはごっつええ感じのコントでしか知識が無かった。もうそういう知識なので途中ウィキペディア挟みつつの鑑賞(寝ろ)。
極悪女王というタイトルだけど、登場人物に絶対悪が存在せず(ああ、親がそうか)、プロレス団体の代表であった松永3兄弟にも親しみを感じてしまう。
全5話だからかなり駆け足で進むので憎しみを持つ間がなかったのかもしれないけど。
阿部四郎のスローカウント、帰国したらやろうって思ってた(未だ実現せず)。
ゆりやんの可愛い声が大丈夫かしら、やはり女優がプロレスシーンって素人が見ても甘い感じなのだろうか、なんて思ってたけどもうそんなことなくて
ゆりやんだ、唐田だ、剛力だなんて先入観がどんどん消えていく不思議。
剛力彩芽・・もう途中ライオネス飛鳥にしか見えなかった。
元々優等生キャラが合うんでしょうな。知ってた?全方位美人だぜ。
唐田えりかも若いころの長与千種にある幼い少女感が似てるんだ。
ゆりやんのイメージはこの作品でかなり変わった。
単に起用された訳でなく、重なる部分があり、しっかりとしたトレーニングや肉体改造をして出来上がっているんだ。
変に脱いだり濡れ場演じるよりか全然良くないか?
この作品にレスラーで出演した女優さん全員尊敬。
主要御三方は見る目が変わった。大好きになった。
香がダンプ松本としてのキャラを誕生させたところや髪切りデスマッチ、最終回はちょうど帰国のための荷造り中で泣きながら観てた。
あー、良かったなあ。
多分出張先で時差ボケで眠れなくならなきゃ観なかった極悪女王。観れて本当に良かったなあ。帰国後ダンプ松本と長与千種の最近のツーショット画像を見て泣きそうになったもん。
当時のことを知っている人はいろいろ意見が出るんだろうけど、知らない私は純粋なエンタメとして楽しませていただいた。
ロマンさんの記事が面白いので是非、当時との差異も書かれたうえで肯定的に書かれているので勉強になるし安心して読めます。