Mr. Yama

某私立中高一貫校で英語教師、Alchemistsサッカースクールでサッカーコーチ(代表…

Mr. Yama

某私立中高一貫校で英語教師、Alchemistsサッカースクールでサッカーコーチ(代表)をしています。

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英検1級に合格した中学3年生が他の生徒と圧倒的に違うところ

I couldn't have passed Eiken grade 1 without you. (先生のおかげで英検1級に合格することができました) 合格発表があった日の放課後、 Aさんはそう言った。 現在、私の勤めている学校は国際色が強い中高一貫校。幼い頃から英語を学んでいる生徒や帰国子女が多く在籍する。Aさんもその中の一人で、小学生の時はインターナショナルスクールに通ってた。 廊下ですれ違う際は、 "Hello, Mr. Yama" と元気に挨拶してくる生徒

    • 26歳になった君が向かっていく先

      君は言葉に会いにいく。 iPhoneのメモを開くと、過去に君が書き留めた言葉がずらり並ぶ。 今の君に必要な言葉を探す。そして、それらの言葉が治療薬のように乱れた君の心を落ち着かせていく。 君はすぐに忘れる。 良い言葉と出会い、それを自分の中に取り入れようとしても、時間が経つと消えていることがある。だから、その度に君は言葉に会いにいく。この作業を繰り返すことで、ふとした時に君が理想とする言葉、思考を無意識に持てていることに気づく。こうして君はなりたい自分に少しずつ近づいて

      • ユンスル

        目の前に広がるたくさんのユンスル。 そこに真夏日とは思えない心地よい風が吹き、私の心も自然と穏やかになる。 ロサンゼルスでの時間がこれ以上ない私の夏を締めくくった。 ユンスル。 韓国語で、「太陽や月の光が反射してキラキラと光る小波」を意味する。 横浜での通勤中、私の気分を上げる「水面上のキラキラ」に名前があると知った時、なぜか嬉しい気持ちになったのを覚えている。 * 他言語を学ぶとユンスルのように母国語には存在しない言葉と出会うことがある。 その逆も然りで、自分にと

        • 異文化に触れるとき

          初めて海外に行った時のこと。 オランダ人がドアを開けた際、後ろから人が続いているのかを確認して、入ろうとしているのであればドアを支える。そんな彼らの習慣に感化された私は帰国後も真似していたな。 なんてことをこの夏、アメリカで思い出した。 今年の夏はパンデミック後初となる海外、アメリカに行ってきた。幸いなことにアメリカの大学で「教育」について研究する機会をいただいたからだ。学生時代にタイムスリップしたかのようなキャンパスライフを送っただけでなく、ブロードウェイやグランドキャ

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          人の数だけ価値観がある

          小学生の頃、週末が待ち遠しかった。 大会で活躍。優勝。MVP。 そんな姿を思いながら登校前も下校後も毎日ボールを蹴っていた。サッカーが人気のあるスポーツだったからとかではなく、ただ純粋にボールを蹴るのが楽しかった。そしてもっと上手くなりたかった。 その気持ちは体が大きくなっていっても変わることはなく、高校、大学とスポーツ推薦で入学した私の成長過程にはいつもサッカーがあり、私の人間形成に多くの影響を与えていった。 人の数だけ価値観がある これまで数えられないほどの試合

          人の数だけ価値観がある

          世界最高峰での情熱

          世界トップクラスのサッカークラブ「リヴァプール」の監督を務めるユルゲン・クロップの電撃退任。 クロップ体制9年目を迎える今シーズンも終盤まで優勝争いをしており、「世界最高峰」と称される監督の退任は多くのサッカーファンにとって衝撃だった。 この退任理由が真実かどうかは当事者しか分からないが、「エネルギー」が何ものにも代え難いというのは間違いないだろう。 ここでのエネルギーとは自分の心から湧き上がってくる情熱のこと。誰かから言われたわけでもなく、「自分はこれをしたいんだ」と

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          【マイ・インターン】ロバート・デ・ニーロの忘れられない言葉

          ドラマや映画を見終えた後は、お気に入りシーンや出演者インタビューなど関連動画を見るのが好きな私。 「マイ・インターン」 久しぶりに観ましたが、ベン(ロバート・デ・ニーロ)の穏やかな人柄が好きだなと改めて思いました。彼のように歳と経験を重ねても思いやりの心は大切にしたいな、なんてことを思いながらYoutubeで「マイ・インターン」の関連動画を見漁っていると、主役のロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの対談動画を発見。 VOGUEの動画だけあってお洒落な感じ。 どうやら、

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          「先生、英語を勉強する必要ありますか」

          日本の少子高齢化や世界情勢の影響も相まって、英語学習者の数が増え、ますます多くの学校が英語学習に力を入れている。英語が世間から需要があるのは嬉しいが、学校で英語を教える場合、英語力+αを意識する必要がある。 英会話教室などと違い、学校にはいろいろな生徒が在籍していて、必ずしも英語が必要と考えていない人もいる。グローバル社会では、英語力はあるに越したことなく、英語力があることで受けられる恩恵が多い。それでも、英語力が必要かどうかはその人次第だし、たとえ英語力が無くても生きてい

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          【サッカースクール設立にあたって】

          * 「サッカースクールを立ち上げる」と決心したのが、今から約1年前。 「手の切れるようなものを作りたい」 そう思ったのがきっかけでした。 「手の切れるような」とは私の好きな言葉の一つで、京セラ創設者の稲盛和夫さんが使っていた言葉です。 みんながサッカーに夢中になり、サッカーが素晴らしいスポーツだと表現する、そんなサッカースクールを作りたい。内側にいる人はもちろん、外側にいる人にも元気を与えられるような組織を目指したいと思ったのです。 そんな熱い思いを持って始めまし

          【サッカースクール設立にあたって】