2022年ベストトラック
あけましておめでとうございます。
振り返ると、
2022年は社会的にも、個人的にも
あまりポジティブな一年ではなっかたのですが、
気分が晴れない、俯きがちな時ほど
ポップ・ミュージックの偉大さを身に沁みて感じました。
毎年恒例ですが、そんな私の日常を彩ってくれた
最高の楽曲たちを厳選に厳選、50に絞り、ランキングにしました。
全ての楽曲を対象にしてしまうとキリがないので
一応以下のようにレギュレーションを設けています。
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・2022年リリースの楽曲
・シングルリリース及び、MVが制作されている曲
・その他リード曲的な扱いをされている曲(タイアップなど)
※一部例外あり。
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己の備忘録、丸一年の日記としての側面が強いので、
批評的な視点では見ないでください…笑
ではでは…
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50.Julianna Riolino/You
カナダのSSW、デビューアルバムより。
フィービー・ブリジャーズ以降、
インディ系のフィメールSSWの躍進たるや目を見張るものがありますが、
この曲はいわゆるアメリカーナ的なアーシーさに加え、
絶妙にパワーポップみがあるので好み!
49.Logic/Therapy Music (Audio) ft. Russ
日本での知名度はイマイチわかりませんが、
アメリカでは大人気のラッパー、ロジック。
彼の新譜は私のこの夏のハイライトでした。
聴きまくった。
90年代への愛が溢れ出ています。
48.Young Guv/Only Wanna See U Tonight
知る人ぞ知るカナダのパワーポッパー、
ヤング・ガヴことベン・クック。
昨年リリースの2枚組の新譜があまりにもよくて…
全グッドメロディ好きに捧げたい逸品となっております。
47.Andy Shauf/Wasted On You
純粋に“いい曲”と出会いたいなら、
アンディ・シャウフを聴け!
という中国の諺もあるくらい(大嘘)
安定のSSWの新曲。
現代版エリオット・スミスだよなあ…
46.The Linda Lindas/Growing Up
この夏日本をも席巻!
元気一杯、ガールズパワーポップ集団。
ことロックにおいて“荒削り”であることが
いかに大きな武器であるか、
彼女たちから教わった気がします。
45.George FitzGerald/Setting Sun
ドイツに活動の拠点を置く、
フロムUKのトラックメイカー。
この曲は高揚感MAX、
極上のハウスミュージックに仕上がっており、
初日の出なんかにもマッチしそうです。
(もう遅いね)
44.DIRTY JOINT feat KwM/SMOKE WEED
湘南のヒップホップユニットから、
永遠に聴きたいほどスーパーチルな
キラーチューンが爆誕!
ラップはやっぱこれくらいのノリが気持ちいいよね。
43.Sasha Alex Sloan/Adult
批評家から絶賛され、
華々しいデビューを飾ったフロムLAのSSWの2作目より。
私は昨年30歳となり、心身ともにアダルトであるべきなんですが
この曲の歌詞が胸を抉るのはどうしてーー
エルピスの村井さん、教えてください、、涙
42.The Black Keys/Wild Child
もはや説明など不要。
正真正銘、ガレージロック最後の砦、
ブラック・キーズの新曲は
本人印が付きすぎて笑ってしまうほど痛快!
はよ日本来てくれ!! ほら、今すぐに!
41.MUNA/Anything But Me
HAIMが舗装してれたレールに乗って、
またしても新たな特急列車がやってきました。
と言ってもキャリアは意外とあるのよね、この人たち。
パーティーのフロアでも
プライベートルームのヘッドフォンでも機能しそうな、
良質なポップソングです。
40.SOUL SCREAM/TOu-KYOu 2021 feat. RHYMESTER, Zeebra, K Dub Shine & DJ Oasis
ご、豪華すぎるって…
SOUL SCREAMの名曲を、現代版に再構築。
奇跡のマイクリレーが実現!!
耳ヲ貸スベキのサンプリングが渋すぎる!
39.Courting/Jumper
聖地リヴァプールから、とんでもない俊英が出現!
この潔さ!
懐古主義も、真ん中を行けば逆にオリジナル!
いいです!!
38.May Erlewine/Easy
充実のキャリアを築き上げている
フロムミシガンのSSW。
この曲は人気バンド
ヴルフペックのメンバーとしても知られる才人、
テオ・カッツマンとの共作。
小手先発言とは承知ですが、イントロから涙腺崩壊です。
37.Phoenix/Tonight featuring Ezra Koenig
我が青春の2大インディロックバンドと言っても過言ではない、
フェニックスとヴァンパイア・ウィークエンドのコラボ!
まさに“インディロック笑っていいとも!”の最終回的な感慨です。
(何を言うてんねん)
MVには東京も出てくるよ。
36.Kendrick Lamar/Father Time ft. Sampha
この混沌の現代において、
最も高い評価を受けているケンドリック。
この曲は彼のバックボーンが痛切に歌われています。
圧倒的ラップスキル。切れ味。
やっぱり生で見たいですね。
35.ナードマグネット/アナザーラウンド
関西、否、ジャパニーズパワーポップの雄。
前ベーシストのともにゃんロスで少し距離を置いてしまっていましたが、
やっぱり最高だ。
この曲(特にブリッジ部分の歌詞…)にどれほど救われたか。
みんな、最高の人生にしような。
34.Gold Panda/I've Felt Better
(Than I Do Now)
みんな大好き、ロンドンのプロデューサー、
久方ぶりの新曲はバキバキで超キャッチー。
途中から急にオリエンタルな雰囲気になるので、
お正月ソングにもいかがでしょうか?(テキトー)
33.Foals/2001
日本とも何かと縁深い、フォールズの新譜は
おそらくキャリア史上最キャッチーとも言える内容で
歓喜のガッツポーズ!
どれも良かったのだけれど、
特にレトロな雰囲気がするこの曲をランクイン。
32.Alvvays/Belinda Says
新譜が軒並み海外メディアの年間ベストを席巻。
今勢いに乗るカナダのギターポップバンド。
どの曲も素晴らしかったけど、
最もパワーポップみが強いこの曲をどうぞ。
アウトロのリフで昇天です。
31.Barrie/Jersey
フロムブルックリン、
かつては5人組ドリームポップバンドでしたが
現在はリンジー嬢のソロプロジェクトになっている模様。
イントロから溢れるメランコリーの洪水。
秋に散歩しながら聴きたいね。(うるさ)
30.Say Sue Me/No Real Place
韓国はフロム釜山のインディロックバンド。
前述のオールヴァイズとも共震するポップネス。
素晴らしい。
この曲を聴きながら思いっきり駆け出したい。(うるさ)
29.Pale Waves/Clean
もはや時代が彼女たちに追いついた感じさえする。
前作で接近したY2Kよろしくのアプローチを
さらにブラッシュアップ。
この曲なんて、2002年のFMのヘビーローテーション
って言われても納得しちゃう。
サマソニ出て欲しいな。
28.Why Bonnie/90 In November
これぞ、これぞ、インディロックど真ん中!!
フロムテキサスの5人組から放たれた、
魔法のようなギターポップに感涙。
透明感と歪みが共存する音楽が大好きなんです…
27.Panic! At the Disco/Don't Let the Light Go Out
詳しくは
後日アップする予定のアルバムランキングで語りたいのですが、
2022年の顔は彼らだと思うんです。
この曲を聴いて、
あ、私は熱唱している人を見るのが好きなんだなと
再確認しました。
26.Annie Blackman/Pickets
こうやって振り返ると、
2022年はインディロックが豊作やったな…
ニューヨークの女性SSWのこの曲は、
適度なベッドルームポップス感もあって最高。
ずっと聴いていました。
25.My Idea/Cry Mfer
この曲も死ぬほど聴いたなと。
ブルックリンのインディポップデュオのデビューアルバムより。
心の痛みにそっと寄り添うような、
そんな優しいサウンドに仕上がっています。
24.The Beths/Knees Deep
もはやみんなのバンドに成長した感のある、
オークランドのパワーポップバンド。
個人的に、ビーチ・バニー不発の穴を完全に埋めてくれました。
グッドメロディ製造機。
23.fromis_9/DM
ここ近年、
私の中の最重要ジャンルにまで成長してきたK-POPですが
2022年はこれかな…
カーリー・レイ・ジェプセンとかが歌ってそうなメロディ。
9と言いながらメンバーは8人という関ジャニ方式。
これからも仲良く頑張ってください。
22.Official髭男dism/Subtitle
音楽性を求めるなら
J-POPよりK-POPみたいな世論を吹き飛ばす
傑作、大傑作。
ジャパニーズポップスの逆襲はここから始まる!(知らん)
ちなみに生粋のジェイポッパーである私の友人に言わせると
この曲の聴きどころはCメロの歌詞、四則演算らしいです。
四則演算って言いたいだけやん。笑
21.YENA/SMILEY (Feat. BIBI)
ポップス最前線をいく韓国から、
オリヴィア・ロドリゴに叩きつけられた挑戦状、
的な感じがしませんか。
私のようなおじさんが全力でスマイルしても
周囲を不快にさせるだけですので、
微笑程度にとどめておこうと思います。
20.The Mars Volta/Vigil
おいおい!
どうした、キャラ変しすぎでしょ!
この数年の間に
どのようなマインドの変化が訪れたかは不明ですが、
良い曲なのでよし!!
19.東京女子流/Viva La 恋心
大好きなアルコ&ピースのラジオに彼女らがゲスト出演していて
この曲を知りました。
いや、参りました!
今年のアイドルソングでダントツのトップです。
コールドプレイのViva la Vidaより好きかもしれない。(とばっちり)
18.Greg Camp/Best Damn Day of My Life
年末に見た映画に使われていて、
「え、誰の曲??」となり即検索。
てっきり99年くらいの曲かと思いきや
最新のナンバーでした…。
このニュー・ラディカルズ感、ジョン・カーニーのサントラ感、
めちゃくちゃに好みです。
17.Tomberlin/happy accident
フロムブルックリンのSSW、この人のアルバムも
各メディアの年間ベストを騒がせていました。
マイブラ×ジョニ・ミッチェル的な音像と歌声、
心の底から大好きです。
16.Avril Lavigne/Bois Lie (feat. Machine Gun Kelly)
空前のポップパンクリバイバル、
当時その渦のど真ん中にいたアヴリル嬢と、
復権の立役者となったマシン・ガン・ケリーのコラボ。
涙無くして聴けません。
15.水曜日のカンパネラ/エジソン
もはや良質なハウスミュージックなのよ…
天才か。
世代交代史上最も成功したとも言える水カン、ヤバすぎます。
大晦日、友達の車のウーハーで聴いたこの曲、
マジでダフト・パンクみたいな音の鳴りをしていて、
おしっこチビりそうでした。
14.Maya Hawke/Sweet Tooth
親ガチャ史上、最も当たりを引いたと言われている
マヤ様の新譜は、前作に引き続きノラ・ジョーンズ路線。
ハウエバーしかしながら、
この曲はインディロック的なアプローチが絶妙で好き。
13.Sadurn/icepick
これはダークホース。
フィラデルフィアのインディロックバンドです。
ああ、沁みる…
ととのう…
って感じのサウンドです。
12.The 1975/Part Of The Band
「ありがとう」しか言えません。
この世に存在していただいて、
素敵な音楽を送り出してくれて、ありがとう。
彼らが活動を続ける限り、私もまだまだ生きていけそうです。
11.Aitch/1989
マンチェスターのラッパー、
エイチの新曲はまさかまさかの
ストーン・ローゼズの“あの曲”をサンプリング。
初めて聴いた時のインパクトならば
今年トップクラスかも知れません。
10.Harry Styles/Music For a Sushi Restaurant
まさに2022年の顔、ですね。
楽曲に恵まれている側面は強いけど、
セルフプロデュースの上手さとか、
もともと持ってる魅力が桁違いですね、彼。
LAの寿司屋に行けば、こんなオシャレな曲が流れているのでしょうか。
9.ASIAN KUNG-FU GENERATION/出町柳パラレルユニバース
やっぱりさ、アジカンにはパワーポップしといて欲しい…涙
こんな曲、絶対にアジカンしか作れないよ。
聞くところによると、目下彼らはあの名盤、
「サーフ・ブンガク・カマクラ」の続編にあたるアルバムを制作中だとか。
楽しみですね。
ラールラールラー♬
8.Derik Fein/Vertigo
アメリカの若きソウルマン
デリク・フェイン。
リリース自体は少し前やけど、
アルバムは昨年出たので…
パオロ・ヌティーニとか、
イーライ・ペーパーボーイ・リードとか
思い出しちゃったな…。
良い曲。
7.adieu/穴空きの空
単純に彼女のファンというのもあるのですが、
やっぱり曲に恵まれてると思います。
彼女の歌声にぴったりのメロディライン。
ため息が出るほど美しい。
余談ですが、彼女が広告塔を担当している
「靴下屋」のコンセプトムービーが
死ぬほど可愛いので、死ぬほど暇な人はどうぞ笑
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/rin86P-CX7I
6.The 1975/Happiness
私の人生ベストライブは、
2022年サマーソニック、彼らのステージをもって更新されました。
まだまだ人生捨てたもんじゃありません。
5.Mr.Children/生きろ
私の原点、全てのはじまり。
半世紀へのエントランス、ファイナル。
彼らと一緒に30周年のパーティーに参加できたこと
一生忘れません。
これだけの代表曲を世に送り出しておきながら、
いまだに進化を続けるその様、カッコ良すぎます。
これからも、どうぞよろしく。
まだまだ桜井さんの脛をかじらせてください。
4.Big Thief/Simulation Swarm
彼ら抜きに2022年のロックシーンは語れませんね。
あの大作の中でも、この曲がとにかく好き。
弱った心を温めてくれる、
ブランケットのような音楽なのです。
3.Panic! At the Disco/Sugar Soaker
この混沌の時代、
だからこそ底抜けに明るいポップスが必要なんです。
この曲を爆音でかけながら、
脱衣所で踊りまくったその瞬間だけは、
コロナのことも、ウクライナのことも、
将来のことも、コンプレックスさえも、忘れていました。
2.Stereophonics/Right Place Right Time
大好きなバンドの新曲に感動できる。
ってこの世で最も平和で、最も幸せな瞬間だと思います。
ケリー・ジョーンズが
アコースティックギターを鳴らしている曲が大好きです。
1.The 1975/I'm In Love With You
これまで、ドラッグや、セックスや、
秩序や政治について歌ってきたバンドが
純度100%の“LOVE”を歌う。
この意味を考えた時、涙が止まりませんでした。
人生で一番好きな曲です。
ありがとう、1975。
×××××××××××××××××××××
以上、駄文、乱文、失礼いたしました。
お目通しいただけた方、ありがとうございます。
今年はもっと定期的に、
大好きなポップカルチャーについて発信していけたらなと思っています。
既に、
◇フィービー・ブリジャーズ
◇ペイヴメント
◇アークティック・モンキーズ
◇The 1975
のライブに行くことが決まってるので
今はそれを楽しみにせっせと生きております。
今年も、最高の音楽と出会えますように。