![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36954918/rectangle_large_type_2_564d727fd48ac80fd7c5313a2e771e1f.jpg?width=1200)
活舌と母音(練習編)
こんばんは。こえさがすくじらです。
今回は、前回内容(活舌と母音)の練習編です。具体的な練習方法をお話ししたいと思います。前回内容を読んでいない人は↓を読んでから戻ってきてください。
それではまいりましょう。
1. 母音だけで言ってみる
まずは、母音だけで言ってみます。
「こんにちは、こえさがすくじらです。」
→「お(ん)いいあ、おえああうういあえう」
といった感じです。
できるだけ一つ一つの音をハキハキと独立させて発音するようにしましょう。人によっては、これだけで改善されます。
2. スタッカートをつけて言ってみる
一つ一つの音にスタッカートをつけて発音してみます。
「スタッカート」という言葉になじみが無い人は、音源の真似をしてみて下さい。少し弾ませるように勢いをつけて発音してみましょう。
この発音の仕方で、一つ一つの音を独立させない方が難しいと思います。
あまり力み過ぎて喉を傷めないように注意してください。
3. 一つずつ息を止めてみる
スタッカートでも難しい場合は、一つ一つの音の前で息を止めてから発音してみましょう。スタッカートで発音する際に勢いがつき過ぎてしまって、息が「バフッ」と漏れてしまう人にも有効です。
ポイントは、息を声帯で止めてあげることです、口元で止めてもあまり効果がありません。重たい物を持ち上げる前に、「フンッ」と息を止めた経験はありませんか?あれと同じ様にしてみて下さい。
どうしてこれが、有効なのかというと、声の元になる声帯(声門)は本来、肺の出口を閉じる役目を持った機関です。そして、出口を閉じる動き(声帯閉鎖)というのは、息を止めるタイミングで行われます。
息の漏れというのは、発音が始まるタイミングで、この「閉じ」が十分でないことによって起こります。(※流す息の量がそもそも多すぎる場合は、そちらのアプローチも必要です。)
発音する直前に息を止めることは、強制的に「閉じ」の状態を作り出すことになります。これにより、発音時の息の漏れを防ぐことができ、音の立ち上がりが良くなります。
4. まとめ
では、今回のまとめです。
1. 母音だけで言ってみる
2. スタッカートで言ってみる
3. 一つずつ息を止めてみる
です。
いかがでしょうか?元の声と聴き比べて、活舌が良くなっているように聞こえませんか?
お役に立てていれば光栄です。
それでは、次回もお楽しみに♬