母音と抑揚
こんばんは。こえさがすくじらです。
今回は母音と抑揚についてお話します。
前回まで、母音と活舌の関係についてお話してきましたが、活舌が良くなったら、次はフレーズに抑揚をつけていきましょう。よりメッセージが伝わりやすくなりますよ。
ではまいりましょう。
1. 母音で抑揚をつけましょう
母音が音の根幹を担っているという話はこれまで再三してきました。
抑揚をつけるのにもやはり母音を意識することが大切です。
ただし、「立ち上がりの良い声」が出せているというのが前提になります。
まだ、そちらを確認されていない方は、下記リンクの前回記事を読んでからまた戻ってきてください。
2. 子音で抑揚をつけようとしたらどうなる?
抑揚には母音を意識することが大切です。逆に、子音で抑揚をつけようとしたらどうなるでしょうか?
アクセントをつけようとしているのは分かりますが、勢いの付け方が突発的で、あまり「流れ」が感じられませんね。
また、活舌も良く聞こえません。このようなしゃべり方になっている自覚のある人は意外と多いのではないでしょうか?
3. 母音だけにして抑揚をつけてみる
では、恒例になっている、母音だけで発音してみます。
ここでは、音の大小を少し大げさにつけてみるのが大切です。また、フレーズのまとまりを意識しましょう。デモでは、「こんにちは」と「こえさがすくじらです」の二つのフレーズのかたまりを意識しています。
また、繰り返しになりますが、「立ち上がりの良い声」で発音するのが前提です。抑揚をつけようと意識するあまり、気持ちばかりが先行して発音時に息が漏れてしまえば、必要なタイミングで十分なボリュームを稼ぐことができず、結果、抑揚をつけることができません。
4. 母音主体で子音を乗せる
では、子音を入れて元のフレーズを発音してみましょう。この時、母音を主体で子音を乗せるイメージでやってみると良いでしょう。
もちろん、子音がきちんと発音できていることが前提になります。
いかがでしょうか?
ちょっとナレーターっぽくできるようになっていませんか?
難しいと感じた人は、アニメでも何でも、自分の大好きなキャラクターのセリフ(できれば感情が乗っているのがいい)を使ってやってみましょう。
抑揚は、「考える」よりも「感じる」方が大切です。
目一杯共感できるフレーズで練習してみて下さい。
必ずできるようになります。
5. まとめ
では、今回のまとめです。
1. 抑揚は子音でつけようとしない
2. 母音で抑揚をつける練習をしてみる
3. 母音主体で子音は添えるだけ
4. 自分の共感できるセリフで練習する
です。
それでは次回もお楽しみに♬
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