長編版『どじょうとサボテンの異色愛』
※⚠️勢いでどうぞ※
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一人称の改変、 アドリブOKです(自作発言はNG)
『どじょうとサボテンの異色愛』
登場人物
A先生
B生徒
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〜文化祭の展示会場〜
Bが興奮気味に、奇妙な人形作品を持ちながら語っている。Aは頭を抱えている。
A「なぁ、もうやめてくれっ……」
B「止めないでくれッ!それほどまでに俺の熱意は強いんだっ!」
A「お前の人形への愛は、とても伝わってる!だが!」
B 「センセィッ、なぜ止めるんだ!」
A「お前のセンスが斜め上すぎる、目の前の作品タイトルは?」
Bが誇らしげに胸を張る
B「どじょうとサボテン〜とげとヌメリの寵愛〜」
A「審査員みんな?(はてな)飛ぶわ、どうしてそうなった」
Bが情熱的に説明を始める。
B「審査員の視線の棘をヌメリで落とそうと!」
A「誰がうまく言えっていった!」
B「いや、だって!このどじょう人形とサボテン人形は、互いに引かれ合う宿命なのさ!ヌメリとトゲの相反する美学!」
Aが呆然としながらも、なんとかツッコミを入れる。
A「トゲとヌメリで愛のストーリーを展開しないでくれ!」
B「でも見てくれ、この目つきの鋭いサボテン!そしてヌメリを纏ったどじょうの微笑み!どうだ、愛が溢れているだろう?」
A「いや、サボテンの棘がどじょうのヌメリを貫通しているしか見えないけどな?」
Bがさらに情熱を燃やし、身を乗り出して。
B「それが愛だろ!?困難を乗り越えてこそ、真実の愛が生まれるんだ!」
A 「そんなドラマティックに語られても、俺はどう反応すればいいんだ…」
B「とにかく、審査員の心を突き刺すような作品を目指したんだ!」
A 「いや、刺すのは心じゃなくて、目だな。視覚的ダメージがすごい!」
Bがさらに張り切って。
B「でも、俺の芸術のためなら、どんな棘でも受け止める覚悟だ!」
A「受け止めるのはいいけど、刺さりっぱなしだぞ、お前!」
二人が互いに見つめ合い、少しの沈黙。突然、Aが笑い出す。
A「…まあ、いいか。お前のセンス、俺には理解できないけど…」
B「それでこそ、俺の先生だ!」
A「だからって、次はどじょうとサボテン以外で頼む…」
~完~