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そこに心はある?
先日、スター発掘のオーディション番組をたまたま目にして思ったことがあります。
あらら、先生から注意されていることは、ほぼ同じだなぁ〜
日本人は全般的に感情表現が苦手。
先生のアドバイスの仕方はまちまちだけれど、
ダンス、歌唱ともにハートが表現されていないと言うことを、それぞれ注意されていました。
私のレッスン生も苦手な方は多いです。
感情表現を〝がんばる〟というのではなく
その前に、〝自分の感情を開く〟
まずは自分の感情をちゃんと素直に認め、オープンマインドになるという努力が先に必要です。
海外に行って、日本人は大人しいというのは、
感情を押し殺している習慣があるから。
または自分の感情に気づいていないから。
音を綺麗に歌っても、すごいと思うことはあっても、聴いている人の心はそれ以上は動きません。
感動を伴う音楽を奏でるには、心が通うことは大前提なのですね!
海外に一度出ると、とてもそこには厳しくて(当たり前だけど)感情表現のない音楽は、音楽としては認めてもらうことはありません。
細かな心理描写が美しく、そこが芸術なので。
もともと音楽って、そこが出発点なので、そこが抜けていたら、音楽ではないとなるわけです。
これを聞いたら分かるでしょう。例えていうなら気合いの入ってない空手や剣道、柔道と同じ。
イメージしてもらったら分かりやすいかと思います。
決めポーズしてやっていてもそこに〝気〟が通っていなかったら、それは空手の真似であって、空手ではないのですね。
日本人だったら分かるかと思います。
音楽もこれと全く同じなのです。
喜び、悲しみの感情の先に、歌や踊り、音楽があるのです。
世界的に活躍している歌姫やアーティストを想像してください。みなさんきっと、そこが素晴らしいと思います。