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ガーシーこと東谷義和さんが落語家転身を公表

 議員として何の実績もないばかりか、仕事すら何一つやっていないガーシーこと東谷義和さんが落語家転身を公表したようです。なお、画像は東谷義和さんがどれだけ落語家を自称しようが高座に上がることができない都内の寄席である新宿末廣亭の画像を使わせていただきました。

 「やはり知名度というか、発信力はすさまじい。好感度は限りなくゼロに近くても、話題を生み出す力は抜群」
 ウェブメディアデスクが驚くのは、元参議院議員のガーシーこと東谷義和氏の言動だ。今週、東京都内で開催したトークイベントで「おれにしかできひん、向いてる」と落語家になることを宣言したのだ。10月に高座デビューという青写真まで明かした。芸名も「東笑亭(とうしょうてい)ガーシー」。
「本業の落語家のツッコミがすさまじかったですね。前座修業、寄席修業もせずになれるわけがないっていう、至極まっとうな指摘でしたが、ガーシーが考えているのは着物姿で座布団に座ってあれこれしゃべること。そのスタイルから短絡的に落語家と言っているだけで、古典落語で笑わせたり泣かせたりする芸を目指すわけじゃないと思いますよ。ただガーシーによれば、そそのかした落語家がいるということ。その落語家を知りたいですね」(前出・ウェブメディアデスク)

「ガーシーが『落語家宣言』好感度ゼロも発信力は驚異的 そそのかした落語家は…本業からも凄まじいツッコミの船出」

 このニュースを読んで最初に「東谷義和さんは天狗連になるんだな」と思いました。天狗連とは落語協会、落語芸術協会、円楽党、落語立川流、上方落語協会などに所属する師匠の弟子としてそれなりの修行を経た方以外のアマチュアの落語家さんのことです。なお、かつてお弟子さんをとっていた快楽亭ブラック師匠も立川談志一門としてきちんと修行をなさっています。
 ただ、落語家として字画を考えていないのは少しどうかと思います。

 「東笑亭ガーシー」では人格が「大吉」、外格が「中吉」ですが、地格が「凶」、総格が「凶」と字画があまりいいとは言えません。「東笑亭我視」とすると外格が「小吉」となってしまうものの、人格は「大吉」のままで、地格が「中吉」、総格が「中吉」と大幅に改善されます。
 なお、天狗連の高座名は、中央大学落語研究会の「中央亭」、東海大学落語研究会の「東海亭」など全く関係のない亭号を用いたり、私の地元の高等学校の落語研究会のように「桂(かつら)」をもじった「柱(はしら)」など似た感じを用いながら音が異なるものを用いるのが通例です。
 東谷義和さんにつきましても、「東笑亭」という亭号は落語芸術協会所属の東生亭世楽師匠と読みが被りますし、この際亭号も含めて改めてよいお名前を考えられてはいかがでしょうか。私が提案する東谷義和さんの高座名は、「東家小なわ(あずまや こなわ)」です。東谷義和さんのこだわる「東」が入っていますし、「小なわ」は警察の「お縄」となったご自身の経歴を自虐的に描いたもので、洒落が効いているのではないかと自負しています。なお、この高座名の自覚は地格が「大吉」、人格が「大吉」、外格が「大吉」、総格が「小吉」と中々いい字画となっています。是非ご検討ください。