右翼だと述べていた菅野完さん「バリバリの極右の石田和外がモデルの桂場等一郎は美化されすぎ」
菅野完さんがこんなことをおっしゃっていました。
なお、画像はひょっとしたらないのではないかと思いながら「虎に翼」で検索してヒットした画像をお借りしています。
石田和外さんは、昭和53年に元号法制化実現国民会議を結成して議長に就任し、その1年後に亡くなるわけですが、どのようにすれば平成9年に設立された日本会議の会長になることができるのでしょうか。ベストセラーになった「日本会議の研究」という著作がある菅野完さんがこのような初歩の初歩を間違うはずがありませんから、亡くなった石田和外さんの魂が日本会議に残り、会長まで上り詰めたということなのでしょう。あれ、どうして皆さん笑っていらっしゃるのですか。
実は1年しか元号法制化実現国民会議に関わっていなかった石田和外さん
冗談はさておき、石田和外さんの略歴を改めて確認すると、日本会議の前進といわれる団体の一つである元号法制化実現国民会議に関わっていたのが1年しかないことがわかります。たった1年元号法制化運動に携わっていることでその人生を否定しているということは、それを菅野完さんに当てはめればどういうことになるのでしょうか。
米国では同居女性に対する暴力で逮捕され、公判中に親族の死などをきっかけに米国から離れて帰国して公判がストップしたというドタバタの末に有罪が確定した事実があり、日本国内においては女性に対する性的暴行が不法行為であると認定されて裁判所から高額な賠償を命ぜられた判決が確定した事実と木野寿紀さんが企画したデジタルビジョンプロジェクトの募金を横領した事実がある菅野完さんは、石田和外さんと比較してもやっていることが悪質ですし、しかも米国での女性に対する暴力事件ではミソジニーによるものであることが強く疑われていることから菅野完さん自身がカウンセリングを受けているにもかかわらず、望月衣塑子東京新聞社会部記者、山口智美モンタナ州立大学准教授などの女性に対する厳しい言説などを見ると、そのカウンセリングの効果もほとんど期待することができないと思われるという点などからも、石田和外さんより厳しく人生そのものを否定されるべきであるかということになるわけですが、菅野完さんはそれでいいのでしょうか。