過去何度も繰り返されてきた名誉毀損の裁判事例
日本の害悪といえる株式会社文藝春秋がまたやらかしてしまったようです。
広河隆一さんがご自身の立場を利用して女性に対して望まない性行為を強いていたことについては報道がなされたとおりですが、広河隆一さんが暴力や薬物等によって強制性交にあたる行為をなしたということはどの報道でも触れられていませんでした。そして、株式会社文藝春秋のなした行為はこれまでの裁判においても否定され続けてきました。
伊藤詩織さんが山口敬之元TBSワシントン支局長にデート・レイプ・ドラッグによってレイプの被害にあったとする著書については、民事訴訟の当事者尋問における伊藤詩織さんの証言から危ういものを感じていました。伊藤詩織さんは二軒目の寿司屋のトイレで意識を失い、後に友人の看護師からデート・レイプ・ドラッグというものがあると聞き、薬物によるレイプであると確信して著書を出版することになったわけですが、尋問の中で山口敬之さんと訴訟代理人の弁護士がその寿司屋で聴き取りを行っていることが明らかにされました。そこで明らかになったのは意識を失った伊藤詩織さんの姿ではなく、多めのアルコールの影響で「弾けていた」伊藤詩織さんの姿でした。その結果山口敬之さんの反訴が一部認容されることになったのです。
このnoteでしばしば触れている菅野完さんの事例も同様の結果となっています。菅野完さんが社会運動で知り合った女性に「抱っこして」などと述べながら性行為に至ろうとしたことが性的暴行にあたるとして民事訴訟で金員の支払いを命ぜられた事例では、どう菅野完さんに不利に想定したとしても、その気があると思い込んだ相手に対して性行為をしようとして前戯に至ったか至らなかったあたりの段階で相手に拒否されて中止した以上の想定をなすことはできません。したがって、菅野完さんがレイプしたなどと発信した立花孝志NHKを何ちゃら党の党首の発言が名誉毀損で慰謝料の支払いを命ぜられるというのは当然の結果であると言えます。