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安田浩一というこの国の糞ジャーナリストとぬるま湯そのもののマスコミ

タグマ!「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」の驚くべき運営状態

 在日特権を許さない市民の会の活動が活発化していた平成20年頃、行動界隈の取材で彗星のように現れたのが安田浩一さんでした。フリーライターの荒井禎雄さんが安田浩一さんの取材から逃げているとしか考えられない在日特権を許さない市民の会会長(当時)の桜井誠さんに対し、「本物のジャーナリストが参入してきたのだから桜井誠はきちんと対応しないとだめだ」などとおっしゃっていたのが印象的でした。
 ただ、最近の安田浩一さんの出鱈目ぶりを見ると、その荒井禎雄さんをしても人物を見極めることが難しいと実感します。

タグマ!「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」のこれまでの出鱈目運営

 安田浩一さんはタグマ!に月刊購読料660円で「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」なるウェブマガジンを運営しています。このウェブマガジンの発行頻度は「不定期」となっていますが、安田浩一さんにとって「不定期」とは記事を書かずに月間購読料を濡れ手に粟の状態で手にすることと考えているとしか思えません。

安田浩一さんは「ネットと愛国 在特会の『闇』を追いかけて」で日本ジャーナリスト会議賞及び第34回講談社ノンフィクション賞を受賞したジャーナリストですが、現在は「タグマ!」において「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」で記事を書いているようです。「ようです」と書いたのには理由があります。ほとんど記事が執筆されていないのです。

(略)

令和3年7月             有料記事2回
令和3年6月             有料記事2回 無料記事1回
令和3年5月             発行なし
令和3年4月             有料記事1回
令和3年3月             有料記事3回
令和元年11月から令和3年2月まで  発行なし
令和元年10月            有料記事1回
令和元年9月             有料記事1回
令和元年8月             発行なし
令和元年7月             有料記事1回 無料記事1回
令和元年6月             発行なし
令和元年5月             無料記事1回
平成31年4月            発行なし
平成31年3月            無料記事1回
平成31年2月            発行なし
平成31年1月            無料記事1回
平成30年12月           有料記事1回 無料記事1回
平成30年11月           発行なし
平成30年10月           無料記事1回
平成30年9月            発行なし
平成30年8月            無料記事1回
平成30年7月            無料記事2回
平成30年6月            無料記事1回
平成30年5月            無料記事3回
平成30年4月            有料記事2回
平成30年3月            発行なし
平成30年2月            有料記事1回
平成30年1月            無料記事1回
平成29年12月           有料記事1回
平成29年11月           有料記事1回 無料記事1回
平成29年10月           無料記事1回
平成29年9月            有料記事1回
平成29年8月            無料記事1回
平成29年7月            有料記事1回 無料記事2回
平成29年6月            有料記事1回
平成29年5月            有料記事2回 無料記事1回
平成29年4月            無料記事1回
平成29年3月            有料記事2回 無料記事1回
平成29年2月            有料記事1回 無料記事2回
平成29年1月            有料記事1回 無料記事2回
平成28年12月           有料記事1回 無料記事2回
平成28年11月           有料記事1回 無料記事2回
平成28年10月           有料記事1回 無料記事2回
平成28年9月            無料記事3回
平成28年8月            無料記事3回
平成28年7月            有料記事2回 無料記事1回
平成28年6月            有料記事1回 無料記事2回

 無料記事とされているものは、平成30年7月6日付け「【速報・無料記事】『私は捏造記者ではありません』植村裁判札幌訴訟最終弁論」、平成30年1月26日付け「【追悼・無料記事】野中広務の『沖縄への思い』とは何であったか」、平成29年8月25日付け「【速報・無料記事】関東大震災での朝鮮人虐殺、殺害をなかったことにする小池百合子東京都知事定例会見」、平成29年2月13日付け「【無料記事】昔は『ガロ』、今は『ヘイト本』の青林堂パワハラ事件・提訴記者会見詳報」、平成29年1月29日付け「【無料記事】沖縄に関する『デマ』の真相3~TOKYO MX『ニュース女子』が撒き散らす沖縄、在日ヘイトのフェイク・ニュース」、平成28年12月11日付け「【無料記事】『人身売買』大国ニッポン2~法務省ガイドラインや国際法を無視した東京高裁判決」、平成28年8月26日付け「【無料記事・超速報】『行動する保守運動』への参加は誤りだったと被告が全面的に謝罪!在特会メンバーらによる暴行傷害事件裁判・傍聴レポート」、平成28年6月29日付け「【速報・無料記事】桜井誠(元・在特会会長)都知事選出馬会見詳報」、平成28年6月28日付け「【無料記事】『限界』など、とっくに超えている~6月19日沖縄『県民大会』に寄せて」、を除き、すべて出版情報や出演情報の告知であって、まったく安田浩一さんのノンフィクションの筆圧を感じることができないものとなっています。なお、この出演情報の中には「NO HATE TV」への出演情報も含まれていることを付け加えておきます。

「読者を蔑ろにする醜いジャーナリストたち」

 なお、令和元年11月から令和3年2月までのサボタージュ期間を経て安田浩一さんが読者に謝罪した文章は全文有料記事となっており、安田浩一さんが自らの謝罪文すら読者から購読料を徴収することができる「筆圧」を持っていると自負していることがわかります。
 そして、この1年以上のサボタージュ期間をさすがに放置することができないとタグマ!は考えたようで、「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」の今後の展開について説明していますが、これがまた酷いものでした。てっきり「今後はこのようなことがないように筆者に注意しました」などの説明があると思っていたら、タグマ!は安田浩一さんがウェブマガジンの新規記事を3本アップする予定であることに触れてそれで済ましているのです。読者のために最低でもウェブマガジンの購入ページにかつて1年以上のサボタージュがあったことを明記すべきだと思うのですが、タグマ!は安田浩一さんにそれほど配慮しなければならない事情でもあるのでしょうか。

「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」における投げっぱなしの宿題の数々

 タグマ!の甘い対応に安心したのか、安田浩一さんはその後も記事をアップしない月を重ね、現在は令和5年7月27日にアップした「虐殺から100年目 韓国の遺族を訪ねて」の更新以降サボタージュを続けています。

 その間にアップされた記事も酷いものでした。記事は新たに執筆したものではなく、過去に別のメディアに掲載した記事を焼き直してアップすることが続き、とうとう他人のイラストをウェブマガジンに掲載するようになったのです。

もちろん、イラストの執筆者にはそれなりの原稿料を支払ってアップしているのでしょうが、このイラストにどんな「ノンフィクションの筆圧」があるのか理解不能でした。そして、このイラストを細かく見ると本当に絵の訓練を受けた者がわざとイラスト風の絵を描いたというものではなく、このイラスト程度の画力しかないとしか考えられない者がその実力通りのイラストを描いたとしか考えられず、どうしてこのような人様からお金をもらうことができるとは思えないレベルのイラストを平気で掲載する決断をしたのか疑問でした。そして、このイラストですら2回掲載されたのみで2月22日から一切掲載されていません。
 また、5月10日には「歴史否定と改竄の現場を歩く 第1回 奈良・柳本飛行場、長野・松代大本営地下壕」という連載を始めます。

 全国各地で歴史の書き換えが進行している。侵略戦争の罪過を刻み、アジアとの友好を誓うための記念碑などが、排外主義グループの行動により撤去されているのだ。
 いま、そうした各地の「歴史否定の現場」を私は訪ねている。
 その一部を前後編の2回に分けてお伝えしたい。

「歴史否定と改竄の現場を歩く 第1回 奈良・柳本飛行場、長野・松代大本営地下壕」

 もちろん、後編となる第2回の記事がいつアップされるかはわかりません。この様子ですと1年以上後ぐらいにでもアップされるのでしょうか。安田浩一さんは一般社団法人Colaboと和解した人物のインタビューという記事広告まがいのものをそれなりの原稿料で引き受けているはずですから、読者から月660円しかもらうことができないウェブマガジンの記事などはバカバカしくて書く気がしないのかもしれませんが、前払いで購読料を徴収しているウェブマガジンがこれほどのサボタージュを繰り返しているということは、消費者センターなどで問題になりかねない事態であると思うのですが、安田浩一さんとタグマ!にはその自覚があるのでしょうか。

安田浩一さんを甘やかすマスコミの愚

 藤子不二雄Aさんの「まんが道」という自伝的な漫画が連載されていました。この中でご自身が大量に原稿を落とした経緯がそれなりの脚色とともに描かれています。大量に原稿を落とした主人公がまさに血の滲むような努力を経て信頼を回復させていくのですが、これがマスコミであればどうなのかと思ったことがあります。ジャニー喜多川さんの同性少年に対する性加害では、むしろ被害者であるジャニーズ事務所のタレントの起用を批判しているにもかかわらず、このような杜撰なウェブマガジン運営を行っている安田浩一さんをパージしようとする動きはまったく見られません。
 慰安婦問題でデマ記事を流した植村隆さんは週刊金曜日の代表取締役に三顧の礼で迎えられましたし、福岡の教師によるいじめでっち上げ事件でデマを流した西岡研介さんを咎めたのは福田ますみさんだけで、烏賀陽弘道さんに至っては西岡研介さんとともに報道被害者である教師を誹謗中傷する書籍の共著者となっています。このようなぬるま湯のマスコミであるからこそ、安田浩一さんはこのようなサボタージュをなして平気な顔をしているのだと私は思います。