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菅野完さんがまたやらかしてしまった模様

菅野完さんのハンガーストライキに関する懸念

 最近の菅野完さんに関しては、著書の「日本会議の研究」の表現に関して生長の家の安東巖さんから名誉毀損であると民事訴訟を提起されて敗訴が確定したなどネガティブなニュースが相次いでいましたが、一部のメディアに好意的に報じられたのが学術会議の委員の任命拒否に抗議してハンガーストライキをなしたということでしょう。
 このハンガーストライキでは、欧米の例に従って水分の補給に留まらずオレンジジュースを摂取することにより長期間のハンガーストライキを継続することが可能となっていました。
 しかしながら、私はこのハンガーストライキに疑問を持っていました。理由の一つはハンガーストライキという命を懸ける抗議活動であるにもかかわらずインパクトに欠けるという点でした。ハンガーストライキは、命懸けの抗議をした抗議者が医師のドクターストップの診断に

「まだ、大丈夫だ。俺はやれる!」

などと抵抗しながら涙とともに終了するというのが定番ですが、菅野完さんの手法ではだらだらとハンガーストライキが続き、終了するきっかけが掴めず何の盛り上がりもなく終了することになることが予想され、実際その通りになりました。オレンジジュースを摂取しているとはいえ、長期間にわたって極端に栄養を取り入れない身体に大きなダメージを与える抗議活動が世間に大したインパクトも与えずに終了するというのは非常にもったいないと思います。その要因の一つにはそのような道化を演じることに心の奥底で反発する菅野完さんの価値観と、自らを知識人やインテリのように装いたい意識があるのではないかと私は考えています。
 ただ、私はもう一つの懸念を感じていました。それは菅野完さんの仕事に関する影響でした。
 菅野完さんは、菅野完責任編集の月刊誌Gesellschaftの発行者という立場があります。この月刊誌の購読料は4,509円で、菅野完ショップでは次のように宣伝しています。

菅野完責任編集の月刊Gesellschaft。発行は毎月月末。
価格は強気の¥4509設定。
¥4509は、日経新聞定期購読と同じ値段。「舐めた価格設定しやがって」とお思いでしょうが、これは自信の証。つまり、日経新聞一ヶ月分より断然面白いものをご用意する!!ってことです。

 ハンガーストライキをしている間にも菅野完さんは執筆活動を続けていましたが、月刊誌の編集者としての仕事は人と会って記事の執筆をお願いしたり、執筆者のために資料を提供したりするなどハンガーストライキを続けながらこなすことができるものではありません。おそらく唯一の編集者であると思われる菅野完さんが20日程度も現場を離れて月刊誌の発行がスムーズに進むとは言えず、そのためにも早い段階でドクターストップを受けてハンガーストライキを中止して身体の回復に努めて本業の月刊誌の編集に戻るべきだと私は考えていました。むしろ、身体にほとんどダメージがなくとも医師のドクターストップを演出してハンガーストライキから撤退すべきであるとすら考えていました。

月刊Gesellschaftの元読者と称するうどんさんの告発

 ただ、私のこのような懸念は杞憂に過ぎなかったようです。それは月刊Gesellschaftの読者であったと称するうどんさんという方のnoteでなされた告発で明らかにされました。それは月刊Gesellschaftがほとんど発行されていないという事実でした。うどんさんは月刊Gesellschaftの発行頻度について次のように述べています。

2017年→1号
2018年→5号
2019年→1号
2020年→1号

 更に、月刊Gesellschaftの送付の際に菅野完さんからのお詫びメッセージがついていたとも付け加えられています。
 月刊誌の特典としておこなわれるサロンについては、毎月行われているようですが、令和2年9月末のサロンのお知らせが最後になっています。こちらについては、菅野完ショップ内のニュースに反映されていないだけだと考えることもできますし、毎月行われるはずのサロンが開催されていないとは言えないのかも知れません。

 ただ、菅野完さんが誓約書を作成した経緯についてはうどんさんが想像しているものより厳しいものであることを付け加えておかなければなりません。菅野完さんは、募金を横領した行為について被害者の木野寿紀さんから被害届の提出や刑事告訴を甘んじて受けなければならない立場におり、誓約した内容を守る限り被害者の側から刑事事件にしないという合意内容を書面にしたのがこの誓約書であり、この誓約書を作成したのは木野寿紀さんの代理人である神原元弁護士です。

石垣のりこ参議院議員は国会議員として相応しいと言えるのか

 ここで気になるのが、菅野完さんが選挙を取り仕切って参議院議員通常選挙宮城県選挙区で当選した石垣のりこ参議院議員です。石垣のりこ参議院議員は、月刊Gesellschaftの読者であり、毎月行われる菅野完さんのサロンに宮城県から参加して参議院議員通常選挙への出馬について菅野完さんに相談していたことが菅野完さんのキャスで明らかにされています。

 ただ、Date fmのアナウンサーというマスコミの人間でありながら、毎月月末に発行されるはずの月刊誌が最も多く発行された2018年で5号のみで他の2017年、2019年及び2020年では1号のみという発行頻度に関する問題意識をまったく持たず、そればかりでなく発行者の菅野完さんに参議院議員通常選挙への出馬の相談を真っ先にするような意識の人物に国政を任せて大丈夫なのかということは非常に重要な論点であると思います。現時点で菅野完さんや横川圭希さんといった月刊Gesellschaftに連なる人脈とは距離を置いているようですが、そうであるからといって石垣のりこさんに問題なしであるとは言えないと思います。