大石晃子衆議院議員が記者会見を実施
「伊藤詩織さんに対して計画的な強姦を行った」「1億円超のスラップ訴訟を伊藤詩織さんに仕掛けた、とことんまで人を暴力で屈服させようとする思い上がったクソ野郎」のツイートが名誉毀損にあたるとして、山口敬之元TBSワシントン支局長から民事訴訟を提起され敗訴したれいわ新選組の大石晃子衆議院議員が国会で記者会見を行いました。
国会議員が民間人に名誉毀損で敗訴するという深刻さ
この判決について全文を読んでいないので詳しくは触れませんが、この事件について私の考えを改めて申し上げます。
1 山口敬之元TBSワシントン支局長は、採用権限を持つ立場にありながら就職志願者である伊藤詩織さんと性交したクソ野郎である。
2 伊藤詩織さんがデートレイプドラッグで準強姦されたとする主張は、山口敬之さんとの民事訴訟の当事者尋問で伊藤詩織さんが述べた内容によれば、性交があった後に看護士の友人にデートレイプドラッグによる強姦の事例を聞いてそうであると信じ込んだものであって事実に基づいたものであるとは考えにくい。
3 山口敬之さんに対して強姦容疑で逮捕状が出て、後の警察庁長官である中村格さんが逮捕状の執行を止めたとする報道がなされているが、上記2の内容から考えれば警察の威信の低下を防いだ英断である。
4 山口敬之さんが伊藤詩織さんの意に反する性交を行ったことは民事訴訟で認められており、事実であると考えられる。
5 伊藤詩織さんの意に反する性交を行った事実によって、山口敬之さんが強姦を行ったと主張するということが名誉毀損であることは、有田芳生元参議院議員が山口敬之さんに敗訴した民事訴訟でも明らかである。
大石晃子衆議院議員は、国権の最高機関である国会を構成する国会議員であり、権力者です。その権力者が一市民に過ぎない山口敬之さんを誹謗中傷してそれを正当化するというのはファシズムそのものであると言えますし、正当化しようとしても民事訴訟の対象となった大石晃子衆議院議員のツイートすべてが事実に反するか事実を著しく歪めたものであるわけですから正当化しようもありません。大石晃子衆議院議員は、これまでの経歴を見ると自らの一言が大きな影響を与える立場となった経験がないようですから、今後は衆議院議員という自らの職責と影響力を考えた発言を望みたいものです。