れいわ新選組はまず山本太郎参議院議員を除名し、議員辞職を要求せよ
令和6年7月27日に都内某所で「ゴー宣DOJO『愛子さましか勝たん』」が行われました。その日、東京都武蔵野市の金井米穀店でおにぎりを買った後に私のポストが都内各所に店舗が存在するドトールコーヒーとなったのは、ゴー宣DOJOの会場が事前においても事後においても機密事項となっていることが理由でした。
その日は非常に暑い日で、私はドトールコーヒー以外にも涼を求めて喫茶店に寄っていました。いくつか寄った喫茶店のうち、都内の多くの店舗を有する喫茶店チェーンがドトールコーヒーであったというわけです。
今回のゴー宣DOJOのテーマは皇位継承に関するものでした。第2部のシンポジウムにおいて、高森明勅師範がれいわ新選組の声明について触れたことで、私もれいわ新選組が出鱈目な政党であることを改めて認識しました。
れいわ新選組の出鱈目な点を指摘するならば、安定的な皇位継承のあり方について、国論は二分などされておらず、女性天皇を認めるべきであると考える意見は90%という高い支持を集めています。そして、天皇の役割に男女は関係ない」と考える者が女性天皇を認めるべきであると考える者の理由として最も多く、国民が女性天皇だけでなく女系天皇すら認めるべきであると考えていることが明らかとなっています。つまり、れいわ新選組の認識は根底から誤っているということになるわけです。
れいわ新選組はそのような誤った認識のもとに次のように述べています。
「しかしながら、総理はそのように述べていますが、今国会で、急いで、立法府が議論を進めるべき切迫性について、客観的な理由があるのか。わが会派としては、このテーマを他の議題よりも優先して今国会で議論するべき理由が見いだせません。」
それほど皇位の継承が軽い問題であるとれいわ新選組が考えるのであれば、天皇に直接手紙を渡して結果として天皇の権威を高めるような軽率な行為をなした山本太郎参議院議員は党の方針に背いたことになりますので、即時にれいわ新選組は山本太郎参議院議員を除名し、議員辞職を要求すべきでしょう。
遅すぎた皇位継承論議
皇位継承論議の時期については、私は遅すぎたと考えています。その理由は小室眞子さんの婚姻に間に合わなかったからです。秋篠宮家の女性皇族である小室眞子さんと佳子内親王殿下はいつ婚姻の話が持ち上がっても不思議ではないご年齢でしたし、皇位継承論議の結論次第ではお二人の運命は大きく変わることになります。私は、自由な時間などなかったといえる生活を過ごしてきたお二人に対して、可能なすべての選択肢を提示したうえでこれからの人生をどのように進めていきたいかを選んでいただきたかったと考えていました。
しかしながら、皇位継承論議は遅れに遅れて小室眞子さんに皇族として皇室に残るという選択肢をご婚姻までに示すことができず、小室眞子さんは皇族として皇室に残るか皇族から離れて民間人として過ごすかという選択肢の中からこれからの人生を選ぶことができませんでした。これは、小室眞子さんの妹である佳子内親王殿下の選択にも影を落とすことになって、佳子内親王も自由な選択を行うことができなくなるということを意味します。したがって、皇位継承論議は遅すぎたというのが私の結論です。
上皇陛下の譲位が与えた影響
皇位継承論議において大きな影響を与えたことが上皇陛下の譲位にあることを否定する者はいないでしょう。昭和天皇から上皇陛下への代替わりは、昭和天皇の健康状態を報じる暗い報道が相次ぐ中で昭和天皇が崩御し、平成の御代は昭和天皇の崩御という悲しみの中で始まりました。上皇陛下のお考えは内閣の助言と承認のもとになされたビデオメッセージに込められていると思いますが、上皇陛下の譲位は皇太子殿下が天皇となり、秋篠宮殿下が皇嗣殿下となって自由に発言することができる方がいらっしゃらなくなったということでもあります。
皇室のあり方については、平成の時代に天皇陛下、皇太子殿下、秋篠宮殿下の間でたびたび会談が行われており、天皇、皇太子という立場から自由に発言することができないお二人に代わって秋篠宮殿下が「皇族数が少ないということは皇室の経済という面からはよいことだと思う」など天皇陛下と皇太子殿下のお気持ちを国民が忖度することができるような発言をなさっていましたが、譲位後には国民が天皇陛下や上皇陛下のお考えを忖度することできる機会が著しく減ったと言えるでしょう。