見出し画像

ゴー宣DOJO「愛子さましか勝たん」に参加して 1 〜遅すぎた皇室典範改正論議〜

れいわ新選組はまず山本太郎参議院議員を除名し、議員辞職を要求せよ

 令和6年7月27日に都内某所で「ゴー宣DOJO『愛子さましか勝たん』」が行われました。その日、東京都武蔵野市の金井米穀店でおにぎりを買った後に私のポストが都内各所に店舗が存在するドトールコーヒーとなったのは、ゴー宣DOJOの会場が事前においても事後においても機密事項となっていることが理由でした。

武蔵野市に来るとおにぎりを食べたくなりますね。今日は山形県産のどまんなかのおにぎりだそうです。 #ネトウヨ安寧

@koemonn7

暑くなるとどうしても喫茶店で涼むことが多くなりますね。なお、だんだん私がどこにいるかわからないポストになっているのにはきちんとした理由があったりします。 #ネトウヨ安寧

@koemonn7

 その日は非常に暑い日で、私はドトールコーヒー以外にも涼を求めて喫茶店に寄っていました。いくつか寄った喫茶店のうち、都内の多くの店舗を有する喫茶店チェーンがドトールコーヒーであったというわけです。
 今回のゴー宣DOJOのテーマは皇位継承に関するものでした。第2部のシンポジウムにおいて、高森明勅師範がれいわ新選組の声明について触れたことで、私もれいわ新選組が出鱈目な政党であることを改めて認識しました。

れいわ新選組としての「全体会議」への意見表明

2024年5月17日 れいわ新選組

 れいわ新選組は、天皇制のあり方や皇位継承の問題について幅広く、党内で自由に議論しております。
 ただし、天皇制のありかたや皇位継承の問題について国内で世論が二分されている中で、それに目を奪われて、本当に喫緊の課題である大多数の国民が望む経済政策への議論がおざなりになることを問題視します。
 報道では、行政府の長である岸田総理は、昨年来、「先送りの許されない課題」とか「政府の結論は出している。国会で早く議論に入ってもらいたい」とも言っています。
 しかしながら、総理はそのように述べていますが、今国会で、急いで、立法府が議論を進めるべき切迫性について、客観的な理由があるのか。わが会派としては、このテーマを他の議題よりも優先して今国会で議論するべき理由が見いだせません。
 何より、自民党が、裏金問題の解決もしないまま、この「全体会議」が開催されています。その趣旨としては、与野党が静かな環境で話し合うことのようです。
 しかし、「静かな環境で議論」というものの、国会を巡る情勢は極めて「波が高い」状況であることは誰の目にも明らかです。このような中で議論をスタートさせてしまうことは、先ほど述べたように優先順位としても疑問であるし、議論をする場合にも極めて「逆効果」であると考えます。
 しかも、この会議については、事務方からは、通常の常任委員会のようにリアルタイムで何が話されたかを議事録などで直ちに公開にする予定はないとも伺っておりますし、本日の議長の説明でもそうでした。野党が提出した書面はホームページ掲載ということのようですけれども、そういったことも私としては事前に聞かされていませんでしたので、のぞむ際には全公開かもしれないし、全公開を前提にのぞんでおりますので、行ってみて公開具合がわかるという仕組みは非常に不透明であると考えます。
 そもそも、裏金問題を引き起こし国民の政治不信が極度に高まっている中、与党・自民党には憲法改正や皇位継承・皇室典範の議論を今国会で拙速に進めるべきではないとわが党としては申し上げたい。
本当に「静かな環境で議論」を行うのであれば、「今はその時期ではない」と申し上げたい。
 加えていうならば、日本国憲法では第1条において、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と規定されており、行政府の側が、議論を有識者会議だけではなく、主権者である国民の幅広い議論にゆだねる努力を真摯に行ったか、という点についても疑問が残ります。
 14日に、内閣総務官房へのヒアリングを行いました。まず「行政府が附帯決議をうけて有識者会議のみ議論を委嘱し、幅広い国民の声を徴収する仕組みをもうけずに限られた有識者の中での検討を行うようにした理由」について伺いました。回答としては、「行政府がそのように判断したことだが、過去の2012年民主党野田政権の時に皇室制度をめぐる議論では、有識者に論点整理をしてもらったのちで、論点整理については幅広くパブリックコメントを行っている実績はある。事実関係でいうと、今回は、パブリックコメントはおこなっていない」というお答えでした。
 また、「政府は皇位継承や皇室のあり方について世論調査を行ったことがありますか」と伺いました。「行っているとすればいつか。新聞社などの調査は見ますけれども、政府として意識調査を行っているかどうか」と伺いました。答えは「皇室に関する問題では、政府は世論調査を行った実績は戦後存在していないと把握している。」ということです。「皇室についてもその他の分野で幅広く政府広報で行っているような世論調査をおこなうことは、理論上は排除されないが、人気投票にならないようにするなどの一定の配慮は必要であると思われる。」とのご回答でした。そして「皇室の基本的人権の在り方についての議論はどうなっていますか」と伺いました。このような回答でした。「宮内庁で整理したものがあるかも含め内閣官房としては、把握していない。」そのような回答でした。
 あらためて、行政府が議論を有識者会議だけではなく主権者である国民の幅広い議論にゆだねる努力を真摯に行ったのかという点について疑問が残ります。
 今回、会議を主催していただいた、国権の最高機関たる衆議院の議長には、わが党としては、まずはそのように申し上げます。
以上をもって、意見表明とします。 以上

れいわ視線組「れいわ新選組としての『全体会議』への意見表明」

 れいわ新選組の出鱈目な点を指摘するならば、安定的な皇位継承のあり方について、国論は二分などされておらず、女性天皇を認めるべきであると考える意見は90%という高い支持を集めています。そして、天皇の役割に男女は関係ない」と考える者が女性天皇を認めるべきであると考える者の理由として最も多く、国民が女性天皇だけでなく女系天皇すら認めるべきであると考えていることが明らかとなっています。つまり、れいわ新選組の認識は根底から誤っているということになるわけです。
 れいわ新選組はそのような誤った認識のもとに次のように述べています。

「しかしながら、総理はそのように述べていますが、今国会で、急いで、立法府が議論を進めるべき切迫性について、客観的な理由があるのか。わが会派としては、このテーマを他の議題よりも優先して今国会で議論するべき理由が見いだせません。」

 それほど皇位の継承が軽い問題であるとれいわ新選組が考えるのであれば、天皇に直接手紙を渡して結果として天皇の権威を高めるような軽率な行為をなした山本太郎参議院議員は党の方針に背いたことになりますので、即時にれいわ新選組は山本太郎参議院議員を除名し、議員辞職を要求すべきでしょう。

 天皇、皇后両陛下が主催される秋の園遊会が2日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開催され、国会議員を含む各界を代表する招待者が両陛下や皇族方を囲んで和やかなひとときを過ごした。今年はつつがなく終えたようだが、過去を振り返ると、陛下に直接手紙を渡すという「天皇の政治利用」につながりかねない行為を働いた国会議員もいた。
 平成25年10月の園遊会で、天皇陛下(現上皇さま)に直接手紙を渡したのは、無所属の山本太郎参院議員(現れいわ新選組代表)だ。
 招待された山本氏は、陛下が招待者の並ぶ列を回って来られた際、折りたたんだ手紙を手渡した。陛下は受け取り、そばにいた侍従長に渡された。園遊会後、山本氏は記者団に、手紙には東京電力福島第1原発事故を巡る健康被害などを記載したと明かし、陛下に対しては「子供たちの未来が危ない。健康被害が出ている」と話しかけたが、お答えはなかったという。
 園遊会は国政の権能を有しない天皇が国民統合の象徴として、各界の代表と会われる場で、出席者は極力、政治的な話題を避けるのが常識である。また、原発事故の処理を巡り国会の内外で議論されている中、原発事故の窮状を陛下に直接訴えれば、陛下の政治利用に当たりかねない。山本氏は参院議長から厳重注意を受け、任期中の皇室行事への出席を禁じられた。
 当時、山本氏は同年7月の参院選で初当選したばかりの1年生議員。憲法における天皇陛下の位置付けを理解していなかったのかもしれない。山本氏も後年、「思慮深さが足りなかった。身勝手な行動だった」と振り返っている。何より、原発事故を起因とする子供たちの健康被害は10年たった今も確認されていない。陛下をミスリーディングさせかねない行為だった。

産経新聞「陛下に手紙手渡し、母親入場拒否され大声・・園遊会、過去に複数の議員トラブル」

遅すぎた皇位継承論議

 皇位継承論議の時期については、私は遅すぎたと考えています。その理由は小室眞子さんの婚姻に間に合わなかったからです。秋篠宮家の女性皇族である小室眞子さんと佳子内親王殿下はいつ婚姻の話が持ち上がっても不思議ではないご年齢でしたし、皇位継承論議の結論次第ではお二人の運命は大きく変わることになります。私は、自由な時間などなかったといえる生活を過ごしてきたお二人に対して、可能なすべての選択肢を提示したうえでこれからの人生をどのように進めていきたいかを選んでいただきたかったと考えていました。
 しかしながら、皇位継承論議は遅れに遅れて小室眞子さんに皇族として皇室に残るという選択肢をご婚姻までに示すことができず、小室眞子さんは皇族として皇室に残るか皇族から離れて民間人として過ごすかという選択肢の中からこれからの人生を選ぶことができませんでした。これは、小室眞子さんの妹である佳子内親王殿下の選択にも影を落とすことになって、佳子内親王も自由な選択を行うことができなくなるということを意味します。したがって、皇位継承論議は遅すぎたというのが私の結論です。

上皇陛下の譲位が与えた影響

 皇位継承論議において大きな影響を与えたことが上皇陛下の譲位にあることを否定する者はいないでしょう。昭和天皇から上皇陛下への代替わりは、昭和天皇の健康状態を報じる暗い報道が相次ぐ中で昭和天皇が崩御し、平成の御代は昭和天皇の崩御という悲しみの中で始まりました。上皇陛下のお考えは内閣の助言と承認のもとになされたビデオメッセージに込められていると思いますが、上皇陛下の譲位は皇太子殿下が天皇となり、秋篠宮殿下が皇嗣殿下となって自由に発言することができる方がいらっしゃらなくなったということでもあります。
 皇室のあり方については、平成の時代に天皇陛下、皇太子殿下、秋篠宮殿下の間でたびたび会談が行われており、天皇、皇太子という立場から自由に発言することができないお二人に代わって秋篠宮殿下が「皇族数が少ないということは皇室の経済という面からはよいことだと思う」など天皇陛下と皇太子殿下のお気持ちを国民が忖度することができるような発言をなさっていましたが、譲位後には国民が天皇陛下や上皇陛下のお考えを忖度することできる機会が著しく減ったと言えるでしょう。