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選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんが顕正会を「日蓮宗の一派」と表現

宗教について無知そのものの選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんの記事

 選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんが安倍晋三元総理大臣の国葬を取材しています。ただ、不思議なことに顕正会のことを「日蓮宗の一派」と表現しているのです。

 まず、安倍晋三の国葬が行われていた日本武道館の前、つまり、靖国神社のまわりには、日蓮宗の一派である「顕正会」の方々が大挙して押し寄せており、日本はもともと「仏の国」だったのに、安倍晋三が「神の国」を作ろうとしていたせいで、日本が滅びようとしていると訴えていました。
 実際は、「神の国」を目指す「神道政治連盟」だけでなく、韓国発の新興宗教「統一教会」とズブズブだったから、このたびの「国葬」とやらが行われるに至ったわけですが、せっかく靖国神社の前で「国葬」が行われているのに、「顕正会」から宗教的なカウンターを浴びせられているところが、いかにも「安倍晋三壺祭り」です。

【選挙ウォッチャー】安倍晋三の国葬が最後までカオスすぎた件。

 顕正会は日蓮正宗の一派で、日蓮正宗は日蓮宗との分離独立を悲願として何度も明治政府に願い出ています。そのような日蓮正宗の一派である顕正会を日蓮宗の一派と表現するのは宗教に関して何も知らずに記事を書いていると言ってもよいと思います。

選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんの宗教知識は藤倉善郎さんをはじめとしたやや日刊カルト新聞の受け売りなのか

 かつて私は藤倉善郎さんの記事において、批判対象となる「新宗教」に日本会議まで含めながら、日蓮正宗や正信会を「新宗教」に含めていないことについて批判してきました。そして、その原因として藤倉善郎さんが記事を執筆するFORUM21」の発行者である乙骨正生さんが創価学会を脱会した後に正信会に所属していたこと、その正信会の源流が日蓮正宗であることがあるのではないかと指摘してきました。

 ハーバービジネスオンラインの記事の中で、新宗教に限らず、日本会議なども含めて閣僚がどこと関わりがあるかを分析していますが、ここには藤倉善郎さんが記事を執筆する「FORUM21」の発行者である乙骨正生さんが創価学会を脱会した後に所属した正信会やその源流である日蓮正宗についは含まれていません。創価学会については色々な問題や事件が発生していたことは確かですが、信者の数が増えるにしたがい世俗化して様々な点で社会と妥協してその件数が減少しているのに対し、世俗化が進んでいるとは言えない正信会や日蓮正宗についてまったく触れていないのはなぜでしょうか。ひょっとして乙骨正生さんへの忖度がハーバービジネスオンラインの記事についてもなされているということはないのでしょうか。

ハーバービジネスオンラインは忖度しないメディアなのか

 そして、藤倉善郎さんだけでなくやや日刊カルト新聞においても同様の分類がなされていますから、主筆である鈴木エイトさんも含めてこのような認識は共有されているものと思います。そして、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは菅野完さんなど自らの利になるであろう者に対して非常に忖度する人物であるのではないかということも指摘してきました。

 選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんが、日蓮正宗の一派である顕正会を日蓮正宗が常に独立を模索して分離することができた日蓮宗の一派として表現するのは、日蓮正宗に忖度しているとしか思えない藤倉善郎さんややや日刊カルト新聞の主張を真に受けているか、彼らに対して忖度しているということはないのでしょうか。