KOEL×KESIKIの新しいプロジェクト「セミパブリック・インタビュー」がはじまります
本日、KOEL Design StudioのWebサイトにてインタビューシリーズ『セミパブリック・インタビュー』を公開しました。セミパブリック領域での課題解決に向き合う事業者の方々にお話を伺い、セミパブリック領域での課題解決の手がかりを得ることを目指したインタビューシリーズを全6回で公開します。
インタビューを通じて「セミパブリック」を解き明かす
KOELは事業者の立場から公共課題へのアプローチを必要とする領域を「セミパブリック」と位置付け、心疾患患者の運動習慣獲得を目的としたスマートフォンアプリ「みえるリハビリ」や、全国の学校で利用されている教育クラウドサービス「まなびポケット」など、セミパブリック領域でのデザイン支援に取り組んできました。
そしてセミパブリック領域でのさらなる課題解決の手がかりを見つけるべく『セミパブリック・インタビュー』プロジェクトを立ち上げました。
今回はKOELの立ち上げから協力いただいているKESIKIさんにも参加いただき、セミパブリック領域の先進事例のリサーチから、インタビュー取材、記事制作まで共同で進めているプロジェクトです。
第一回は「上田市民エネルギー」藤川まゆみさん
インタビュー第一回は、NPO法人 上田市民エネルギー 代表である藤川まゆみさんにお話を伺いました。
市民が出資して共同で太陽光パネルを増やす「相乗りくん」を始め、断熱の普及活動や公共交通の利用促進など脱炭素にも取り組んでいる藤川さん。太陽光パネルを設置したい「屋根オーナー」と太陽光パネルに出資したい「パネルオーナー」を結びつける相乗りくんの仕組みが生まれたきっかけや、行政や市民がフラットに話せる場づくりの秘訣、そして太陽光発電だけでなく公共交通や都市計画にも取り組みを広げようとしている理由など学びになるお話をいただきました。
記事では取材当日の様子や上田市で行われている取り組みの写真なども交えつつ、藤川さんを中心としたステークホルダーマップや、セミパブリック領域を考える上での学び「セミパブリック・ポイント」をまとめています。ぜひ記事を通じて私たちが現地で感じた熱量が皆さんにも伝わると嬉しいです。
ちなみに『セミパブリック・インタビュー』のWebサイトデザインは建設DXソリューション「tateras™︎」デザインや自動走行ロボット管制プラットフォーム「RobiCo®」ブランドデザインなどを手がけたKOELの豊田さんが担当しています。全6回のインタビューを通じてさまざまなセミパブリックの色を感じていただけるデザインになっていますので今後の更新もお楽しみに。
セミパブリックはKOELだけでなく、今後私たちが向き合っていかなければならない領域になっていくはずです。『セミパブリック・インタビュー』はさまざまなセミパブリック領域で、さまざまな共創が行われていく、一つのきっかけになるコンテンツを目指しています。ぜひこのシリーズを通して、セミパブリック領域の課題を持続的に解決する、新しいインフラのある社会になるきっかけが生み出せたらと思います。
インタビュー第二回はバイオ肥料「土の薬膳」や地域の廃棄物を肥料に転換する「地消地産コンポスト」などの取り組みを行う、金澤バイオ研究所さんのインタビューを掲載予定です。最新の更新情報はKOEL公式Xで発信しておりますのでぜひフォローして次回更新をお待ちください。
エディター:
稲生雅裕(KESIKI)
リサーチディレクター:
中村寛(KESIKI)、棈木緑(KOEL)
エディトリアルディレクター:
九法崇雄(KESIKI)、福岡陽(KOEL)
デザイナー:
豊田修平(KOEL)
プロデューサー:
田中友美子(KOEL)、石川俊祐(KESIKI)