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雪が降るのは地球温暖化のせい?


今年は各地域で大雪ですね、でも地球温暖化になって行ってるから雪の積雪量は少なくなるんじゃないの?、と思っている日がいると思います、それは間違った知識です。ではなぜ地球温暖化が加速すると積雪量が増えるのか解説していきます。


雪が多く降る原因

大気中の水蒸気量が多いと、豪雨や台風での雨量がさらに上乗せされるのと同様に、気温が0度を下回る場合、大気中に水蒸気量が多いほど、大雪も起こりやすくなります*
気象庁は、関越自動車道の立ち往生を引き起こした2020年12月14日から21日の日本海側の大雪について、日本海の海面水温が平年より1~2度高く、大気中に含まれる水蒸気が多い状態で、強い寒気が水蒸気を取り込んで日本列島に近づいたことが原因と指摘しています。


◆これから地球温暖化がもたらす今後の気候

西暦2100年8月、日本は灼熱の夏を迎えていた。地球温暖化に加えてヒートアイランド現象を伴う東京は、夜も30℃を下回ることがなく、日中は40℃を超える日も珍しくなくなった。
2014年にIPCCがまとめた「第5次評価報告書」の最も厳しい想定であるRCP8.5シナリオでは、21世紀末の世界平均気温は21世紀初頭に比べて2.6〜4.8℃上昇すると予想していたが、その上限が的中したかたちだ。
ちなみに、RCP8.5とは、放射強制力(地球に出入りするエネルギー量)が、産業革命前に比べて1m2あたり8.5W増えることを意味する。

ゲリラ豪雨が毎日のように

◆ウルトラ・クールビズ
人々の暮らしぶりも変わった。かつて環境省が夏の服装を軽装化しようとクールビズ(2005年)、スーパー・クールビズ(2012年)を提唱したが、それでは間に合わず、4月から10月は半袖、半ズボン、日よけの帽子といったウルトラ・クールビズが定着した。

◆感染症も熱帯化
21世紀初頭、夏に熱中症で病院に搬送される人は年間約5万人、死亡する人は約1000人だったが、21世紀末になるとその5倍に達した。熱波が押し寄せるとさらに犠牲者が増えた。
関東地方以南は冬でも気温が15℃を下回らず、ネッタイシマカやハマダラカが常在し、デング熱やマラリアなど熱帯性の感染症が蔓延するようになった。

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