怒りを分散させるリアプレイザル
昨日に引き続きアサーションの勉強をしていた。今日のポイントとしては怒りを溜め込まないようにすることだ。人から怒りをぶつけられても反発するわけでもなく、その鬱憤を溜め込んでしまうと自分の気持ちを表現出来ないのは勿論のこと、鬱などの精神的な病気に罹る恐れがある。しかし、相手にそのまま怒りをぶつけると口論になるし、関係性が悪くなる恐れがある。
そんな時に使えるのがリアプレイザルという方法だ。これは物語を再構築するという手段だ。どういうことかと言うと、人に怒りをぶつけられた時にその理由を考えようというものだ。仮に会社の上司に怒られたとして、その理由を再構築するわけだから「きっと家で嫌なことがあったんだろうな」「親戚に不幸があって気持ちが落ちているのかもしれない」等の物語を作り出す。ポイントは真実である必要はないということだ。あくまで想像の話で、ショートストーリーを作る感覚に近いのかもしれない。
この作業をすることで、怒りを溜め込むのではなく上手く分散させることが出来るようになるのだ。このリアプレイザルを使うと単に怒りを発散させるだけでなくクリティカルシンキングの練習にもなるので一石二鳥なのだ。
物語を作り出すことで怒りに対処出来るようになるし、物事を様々ない角度から眺めることが出来るようになるのでこの作業を繰り返していけば、確かにアサーションも上達するだろうなと思う。早速今日から実践してみたいと思う。