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人生のバトンを繋ぐ
現代社会では、おじいちゃんたちと一緒に暮らすことが減少しています。
しかし、このような世代間の交流には、見過ごされがちな大事な価値があります。一見デメリットに思えることも、実は大きな学びの機会となり得るのです。
高齢者との同居は、生活リズムの違いや食事の好み、コミュニケーションの難しさなど、様々な課題をもたらします。しかし、これらの「デメリット」は、実は現代のビジネス社会でも重要視されている価値観と重なる部分が多いのに気が付かれていますか?
例えば、①早寝早起きの習慣は、最近のビジネスマンの間で「朝活」として注目されています。
②健康的な日本食は、世界的に評価が高まっており、多くの人が健康維持のために取り入れています。
③ゆっくりと相手の話を聞く能力は、ビジネスにおいても重要なスキルです。焦らずにじっくりと物事に取り組む姿勢は、確実性と質の高い成果につながります。
高齢者との交流は、時間的には少なくても、大きな意味を持ちます。
「おはよう」
「行ってきます」
「ただいま」
「おやすみ」
といった日常的な挨拶だけでも、互いの存在を確認し合い、心の支えとなります。
米米CLUB🎤の歌詞にもあるように、✨「君がいるだけで心が強くなれる」✨のです💛
若者にとって、直接知っている最も古い先祖は祖父母です。
彼らの存在なくして、自分の生命は存在しなかったという事実は、感謝の気持ちを育みます。同様に、高齢者にとっても孫の存在は特別なものです。
このような相互理解に基づく世代間のコラボレーションは、まさに「人生のバトン」の受け渡しと言えるでしょう。
高齢者の豊富な経験と知恵は、若い世代に計り知れない価値をもたらします。AIには真似できない「人生の生き方」を伝える役割を果たすのです。
引きこもりや鬱の問題に直面したとき、専門家のカウンセリングも重要ですが、高齢者の話を聞くことで心が晴れることもあるのではあないででしょうか?
人生の先輩に相談することで、必ずしも明確な答えは得られなくても、時間をかけて考えることで自ら答えを見つけることができます。
白黒はっきりさせる必要のない場合もあり、むしろグレーゾーンの重要性を認識することが大切です。
私のメンターの言葉が印象的です。
「物事を白黒つけたがるが、それをやっちゃいけない。人生にはのりしろが必要だ。グレーが必要なんだ。人生はほとんどがグレーで出来ている。それでいいんだ。そうじゃないといけない。人は壊れてしまう。」
この言葉は、世代間の交流の本質を表しています。若者と高齢者が
互いの違いを認め合い、それぞれの強みを活かしながら協力することで、より豊かな社会を築くことができるのです。世代を超えたコラボレーションは、単なる知識や経験の伝達にとどまらず、人生の多様性と奥深さを学ぶ貴重な機会となります。
私たちは、この「人生のバトン」をしっかりと受け取り、次の世代に引き継いでいく責任があります。若者と高齢者のコラボレーションを通じて、互いに学び合い、成長し合う社会を作り上げていくことが、これからの時代に求められているのではないでしょうか。