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プリントTシャツが出てくる映画のまとめ
こんばんは。
今回はプリントTシャツが出てくる映画について書きました。
それではスタート!
カジュアルが確立していなかった時代
60年代の映画を観ていると、フォーマル寄りの格好が多いです。
特に男性の登場人物は襟付きの服を着ていることが多い。
「若い東京の屋根の下」(1963)より
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) June 26, 2019
この頃、男女ともにきちんとした服装をしてますね。
黄色いラウンドカラーのワンピース、素敵です。https://t.co/v9BJg9hKao pic.twitter.com/OiOEAdubBz
というかスーツスタイルが大半。
70年代前半でも、カジュアルアイテムの定番であるTシャツが珍しかったという証言もあります。
1970年に創立したファッションブランド・MILKの大川ひとみ(ディレクター)、中根弥生(プレス)によると、
オリジナルで作った最初の頃の商品のひとつは、Tシャツです。無地で、おへそが見えるくらいのピタピタのショート丈のTシャツ。当時はTシャツというもの自体、一般的じゃなかったんです。すごくヒットしました。(tulle Vol.3 /スペースシャワーネットワーク/2018年/P100より)
60年代、登場人物が無地のTシャツやボーダーTシャツを着ている場面を時折 見かけることはありますが、プリントTシャツはほとんど見かけません。
しかし、まれに登場人物がプリントTを着ている映画があるので今回ご紹介します。
「思い出の指輪」(1968)
グループサウンズのヴィレッジ・シンガーズ主演の青春映画。
アイドル映画と考えていいと思います。
松竹の作品は地味なものが多いのですが、本作はホントに華やかでカラフルでイチオシです!
Tシャツは↓この1枚しか出てきません。
「思い出の指輪」(1968)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
(上の画像)
"Jazz"と書かれたモノトーンのプリントTシャツを着用
(下の画像)
スクエアネックのトップス(手前の一番右)、ライン入りのブルゾン、ドッグイヤーカラーシャツ、ギンガムチェックシャツなど。https://t.co/LbjigCsG29 pic.twitter.com/8wSFsEEbz9
下半分の画像は、8人それぞれが色々なアイテムを着ていますね。
Tシャツの話から脱線しますが、SNSで映えそうな2人も出演しています。
「思い出の指輪」(1968)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
(上の画像)
山本リンダがトロンプイユ風のワンピースを着用
(下の画像)
水森亜土と壁には自身の作品https://t.co/LbjigCsG29 pic.twitter.com/EuwWDeB6sE
山本リンダは、↑の他のもう1パターンの衣装もフリル襟でロンドンガール風で可愛いコーディネートをしています。
衣装のクレジットは「東京衣装」と書かれているだけで詳しいことはわかりません(松竹は衣装に関する質問を断っています)。
グループサウンズに関しては以前の記事を。
その他、プリントTシャツが出てくる映画
まとめて3作品、ご紹介。
ジュディ・オング主演の青春映画「涙くんさよなら」(1966)
UP -NEXTで観られます。
協賛がVAN。
「涙くんさよなら」(1966)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
(上の画像)
"Mr.Van"と書かれたTシャツを着用
(下の画像)
VANのブランドロゴのバックプリントがインパクト抜群のTシャツを着用https://t.co/HX6slRlG3o pic.twitter.com/XQ7YpUvJR4
ザ・ドリフターズの初主演映画「なにはなくとも全員集合」(1967)
未DVD化作品。
劇中、酔っぱらった加藤茶がTシャツの片方の袖だけに腕を通しています。
「なにはなくとも全員集合!!」(1967)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
(上の画像)
白のポロシャツを着用、プリントTシャツを着用
(下の画像)
オープンカラーシャツ着用、赤のポロシャツを着用https://t.co/fWgBRMI0Mm pic.twitter.com/1ezQchkwmr
「虹の中のレモン」(1968)
Amazonプライムで400円でレンタルできます。
↓以外にもヴィレッジシンガーズ全員が同じプリントTシャツを着ている場面があります。
「虹の中のレモン」(1968)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
(上の画像)
カレッジプリントTシャツを着用
(下の画像)
ドッグイヤーカラーシャツを着用https://t.co/MQVt0YBxJE pic.twitter.com/dtnN5nVx7n
(上の画像の下半分の)左の花柄シャツはボタンを留めるとハイネックになるタイプのドッグイヤーカラーです。
↓は襟を寝かせた状態。
ドッグイヤーカラーとは、外すと犬の垂れた耳のような形状になる襟の形。留めるとスタンドカラーになる。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) June 29, 2019
出典: https://t.co/vNNcEfu29U
画像: https://t.co/pF75kJDh39 pic.twitter.com/Aa6fWmAL7y
花柄シャツの画像では、襟を立てたまま、ボタンを留めていませんが、
シャツのボタンを留めると↓のようにハイネックになります。
ドッグイヤーカラーシャツのボタンを留めた状態。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 13, 2019
出典: https://t.co/JwNrb3nJ58 pic.twitter.com/javxLdOoFu
Tシャツと関係ないですが、60年代に大ヒットしたキャラクター・ケロヨンも最後に少しだけ出てきます。
ヤッホー!今見たら、キリのいい数字!
— ケロヨン【ほんもの】 (@KeroyonOfficial) November 20, 2016
偶然なんだけど、この前の投稿の中には奇跡的な事があったんだ。
実はね。
ぼくが初めてブラウン管に登場したのが、昭和41年(1966年)11月21日、「木馬座アワー」っていう番組なんだ。
そう!明日、2016年11月21日は… pic.twitter.com/FLfSW7kn0G
また映画でプリントTシャツが見つかったら、報告します。
ではまた次の更新で。
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![こづ堂@昭和レトロ衣装研究](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129806511/profile_2107ed6d870c68858553641b63dcda3a.png?width=600&crop=1:1,smart)