1960年代、航空会社の制服(JAL、Cathay Pacific、PAN AMERICAN)について
こんばんは。
今回も前回に続いて、航空会社の制服の話です。
それではスタート!
JAL(「駅前音頭」より)
「喜劇 駅前音頭」(1964)を観ていたら、
(未DVD化作品)
森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺らが、ハワイに行くためにJALの飛行機に乗るシーンがあったのですが、
(映った機体はこちら)
客室乗務員が着物で接客していました。
気になって調べたら、JALでは着物で接客した時代があったということが判明。
1954年から1990年まで着物サービスが行われていたとのこと。
JALだけではなく、BOAC(英国海外航空でも着物サービスがあったようです。
特に外国の方が喜びそうですよね。
Cathay Pacific(「星のフラメンコ」より)
西郷輝彦主演の「星のフラメンコ」(1966)では
(U-NEXTで観られます)
西郷輝彦が台湾に行くときにCathay Pacific(キャセイパシフィック航空)を利用します。
下写真左のツギハギのようなデザインの乗務員が一瞬映ります。
青系の制服が多いので、印象に残りました(制服に興味のない人は一瞬すぎるし、何も思わないかもしれませんが 笑)
PAN AMERICAN(「ザ・スパイダース バリ島珍道中」より)
(U-NEXTで観れます)
ザ・スパイダース主演のドタバタ映画の第4弾。
協力「パン・アメリカン航空」というクレジットがあり、機体がしっかり映ります。
移動も多く、4回、機内が映ります。
これだけ何回も映るのはかなり珍しいと思います。
もちろん客室乗務員の制服もしっかりと見えます。
機体は全く同じ画像が残念ながら見つかりませんでしたが、下で紹介した機体と外観は同じです。
そう、「日本一の色男」(1963)でもほんの少しだけパンアメリカンが映ります。
映った機体はこちら
客室乗務員が一瞬かつ遠くから映しているので、制服は目を凝らさないと見えません 泣。
制服のデザインはバリ島珍道中と同じです。
1961年頃、日活では海外ロケブームが起きたようなので、
またそのあたりの作品も気になりますし、色々な作品を観て、また航空会社の制服などで発見があったら報告します。
ではまた次の更新で。
【参考文献】
✔︎ 61年前は客室乗務員(CA)が着物を着ていた?!その真相を元日本航空男性客室乗務員に直撃取材! | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Mediahttps://ca-media.jp/column/report267