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「世界を賭ける恋」(1959)、「勝利者」(1957) : 映画が色々な世界を教えてくれた時代
こんばんは。
5月がもうまもなく終わるなんて恐怖ですね。
今回は取り上げる作品はこちら!
「世界を賭ける恋」(1959)
(カラー作品/日活/105分)
石原裕次郎主演のラブストーリー。
1959年という海外旅行が制限されていた時代に日本で初めてヨーロッパロケを行った作品。
※海外渡航が自由化されたのが1964年です。
視覚的に楽しむ作品と言っていいと思います。
映画を通して文化、芸術鑑賞をしている気分。2/3くらいはストーリーはないようなものです。
✔︎ヒロイン・浅丘ルリ子の次々と変わる衣装✔︎スウェーデンのストックホルム、ノルウェーのオスロなど(当時の日本人には未知の)海外の景色✔︎国内のシーンでもは能の舞台の様子が映ったり琴の稽古をしたりと伝統に触れる
あと、上品でいい人しか登場しません 笑。
画像で映画の世界観を探る
言葉だけじゃ伝わりにくいので画像付きで見ていきましょう。
と言っても埋め込める画像がなかなかないんですが 泣。
「協力 スカンジナビア航空」というクレジットもあり、飛行機が何回も映ります。
(映画で使われた飛行機と同じ種類の機体)
https://t.co/Ex4GNoRjyF pic.twitter.com/1JH75delEv
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) January 19, 2020
(当時の制服はこんな感じです。本作でも一瞬だけ映ります)
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) May 27, 2019
浅丘ルリ子の衣装が華やかで衣装チェンジ多め。
「世界を賭ける恋」(1959)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 6, 2019
衣装チェンジが多く、華やかな衣装に目を奪われます。
(上の画像)
水色のカーディガンに水色のチェックシャツ
(下の画像)
存在感のある花柄があしらわれたブルーグリーンのワンピースhttps://t.co/2EiKEccyOl pic.twitter.com/5aY3oh9aB7
浅丘ルリ子が、能を鑑賞するシーンと琴の稽古を受けるシーン
「世界を賭ける恋」(1959)より。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 6, 2019
(上の画像)
能を鑑賞するシーン
(下の画像)
琴の稽古を受けるシーンhttps://t.co/2EiKEccyOl pic.twitter.com/RwAogis6Kp
この頃の映画は非日常的なエンターテインメントを提供していた
「世界を賭ける恋」、なかなかの娯楽大作でしたが、50-60年代当時、時にはストーリーを中断してもショーを見せる作品も多いです。
私が気になった作品はこちら
「勝利者」(1957)
(カラー作品/日活/98分)
石原裕次郎がボクサーを演じる作品なのですが、途中、6分近くバレエの公演のシーンが流れます。なかなか長い!
(バレエシーンです)
※実際はカラーです。
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) August 5, 2019
— こづ堂@リンク用アカウント (@kodu29798400) August 5, 2019
(数秒ですが、作品の雰囲気が少しでも伝われば)
↓この頃よく見られるベレー帽 超ななめかぶり。
Come see Mie Kitahara in all her charm! Only this weekend, in THE WINNER and THE STORMY MAN for the Umetsugu Inoue: Japan's Music Man series. 😍
— Japan Society Film (@js_film_nyc) December 11, 2018
More info: https://t.co/ThYIEwUMAg👈 pic.twitter.com/Zvk9Q5u8kr
-"Do you remember me?"
— Japan Society Film (@js_film_nyc) December 11, 2018
-"Yes I do"
THE WINNER (1957), dir. Umetsugu Inoue: https://t.co/iLgrmtvepL
Remember to join us this weekend for delightful Umetsugu Inoue x Yujiro Ishihara classics this weekend...will you remember?💫 pic.twitter.com/rG4PTx9sCq
ヒロイン・北原三枝(上の動画のベレー帽の女性)がバレリーナの役です。
50-60年代の映画で、歌や歌謡ショーが挿入されることは多いですが、長尺のバレエは珍しいと思います。
テレビがあまり普及していない時代なので、映画がこうやって色んな世界を見せてくれていたんですね。
今回、50年代の話になってしまいましたが、たまにはそういうこともあります 笑。
ではまた次の更新で。
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![こづ堂@昭和レトロ衣装研究](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129806511/profile_2107ed6d870c68858553641b63dcda3a.png?width=600&crop=1:1,smart)