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「喜劇 とんかつ一代」(1963)がなんかよかった!

こんばんは。
今回、取り上げる映画はこちら。

「喜劇 とんかつ一代」(1963)


観終わったあと、なんか面白かった、なんかいい気分になる作品でした(未DVD化作品)。

はじめに

川島雄三監督の個性が光っている良作で

森繁久彌、フランキー堺、三木のり平などおなじみの喜劇役者が出演。

(↓中央が森繁。写真は白黒ですがカラー作品)


(↓右下がフランキー堺、左下が三木のり平)

とんかつ屋・とん久とフランス料理の青竜軒に関わりのある面々が織りなすコメディー映画です。

では、次の項からは「なんか面白かった、なんかよかった」の「なんか」の部分を書いていきます。

役者の力量

森繁久彌、フランキー堺という60年代喜劇で共演を重ねてる2人の安定感は見ていて心地よい。

キャラクターの魅力

芸達者な役者たちが、例えば今回、フランキー堺がやたらキスする役だったり、
三木のり平がクロレラ(藻みたいなもの)の研究者だったり、

ひとりひとりのキャラクターが魅力的だったので。最後まで楽しく観ていられた部分もありました。

時代&衣装

公開が1963年ということで、三木のり平が1964年開催の東京五輪のエプロンを着ていて、

「そのころなんだ!」と強く意識しました。

作品に貧しさが描かれていなくて明るいムード
東宝の東京映画作品は、地味な画のこともあるのですが、
本作は、衣装にけっこう色が使われていて、そこも明るい雰囲気を演出するのに一役買っていた気がします。

主題歌

60年代、しみったれた歌も多いのですが、本作の歌は平和の象徴のような明るい曲
この曲も作品において重要な要素です。

まとめ

まとめるとちょっとした良さのかけ算が、なんか面白かった、なんかよかったという感想を生み出したように思います。

(ほかにも、当時の上野動物園の様子が観られるなどの見どころが)


DVD化&配信希望

ではまた次の更新で。

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