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【1960年】印象に残ってる日本映画

こんばんは。
今回は、1960年の印象的な映画を紹介します。

1950年代~1972年までの日本映画を600本以上観てきていますが、1960年公開の映画は印象に残るものが多いので。

それではスタート!


サラリーマン忠臣蔵

製作年:1960年
配給:東宝
形式/時間:カラー/100分
監督:杉江敏男
出演:森繁久彌、加東大介、小林桂樹、三船敏郎、池部良、東野英治郎ほか



森繁久彌主演の娯楽映画「社長シリーズ」第8作目。

東宝サラリーマン100本記念作品ということで、三船敏郎や池部良も出演。忠臣蔵さながら、吉良(東野)の横暴に大石(森繁)らが立ち向かいます。

翌年公開の「続サラリーマン忠臣蔵」(1961年)で物語が完結。

森繁久彌がカッコイイ役で、レギュラーメンバーの三木のり平が出ていない、2作品で完結などふだんの社長シリーズとは明らかに異なった毛色の作品です。


横線地帯

製作年:1960年
配給:新東宝
形式/時間:カラー/79分
監督:石井輝男
出演:吉田輝男、天知茂、三原葉子ほか


【ストーリー】
殺し屋が神戸に逃亡する際に女性を拉致、女性の恋人の新聞記者が後を追います。すると、横線地帯(イエローライン)という秘密組織の存在に行き着いて…。

「白線秘密地帯」「黒線地帯」につづく地帯(ライン)シリーズ3作目。シリーズ唯一のカラー作品

新東宝(1947年~1961年)配給で、配信で観られるカラー作品はかなり限られていて、貴重。

※残念なことに今はAmazonプライムでは観られない状態


後半の展開にダメだしが入りがちですが、独特な映像世界に惹き込まれます。


「大江山酒呑童子」

製作年:1960年
配給:大映
形式/時間:カラー/114分
監督:田中徳三
キャスト:長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎ほか



【ストーリー】
平安末期、源頼光(市川雷蔵)は妖怪に取り憑かれた渚の前(山本富士子)をもらいうける。頼光と部下たちは大江山の酒呑童子(長谷川一夫)の退治に乗り出す。


オールスターキャスト×時代劇×特撮という、1960年の映画全盛期を見せつけられた印象。

特撮シーンに古さを感じず、序盤がテンションが上がります。


さいごに


今回は、1960年の印象的な映画を紹介しました。

✔︎︎︎︎「サラリーマン忠臣蔵」…社長シリーズの中でも異色で豪華な娯楽作品

✔︎︎︎︎「横線地帯」…配信で観られた貴重な新東宝のカラー作品

✔︎︎︎︎「大江山酒呑童子」…豪華キャスト集結の特撮時代劇


新東宝の映画を配信でたくさん観られるようにしてほしいですね。

新東宝独特の不気味な世界はクセになります。ではまた。


▪️「サラリーマン忠臣蔵」

▪️「大江山酒呑童子」


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