昔の不良
こんばんは。
今回は、1960年代後半の不良映画について。
60年代後半から70年代前半、日活と東映はアウトローな若者が出てくる作品を数多く作っていました。
ではさっそく、昔の不良について見ていきましょう。
【日活】野獣を消せ(1969)
渡哲也主演の日活ニューアクションもの。
60年代後半から70年代初め、アンチヒーローな主人公の壮絶な物語を描く作品群がありました。
本作の監督・長谷部安春は、ニューアクションを代表する監督で、ほかにも「野良猫ロックシリーズ」があります。
今回は、渡哲也がアウトローが不良ではなく、妹のカタキである不良グループと対峙する話。
当時の不良の雰囲気がわかります。ワッペン付き?デニムやスタジャン、ライダースなど。
今回、不良ファッションがよくわかる「野獣を消せ」を選びましたが、ニューアクションだと「反逆のメロディー」(1970)のほうが有名です。
(↓佐藤蛾次郎がレーシングジャケットを着用)
【東映】不良番長(1968)
梅宮辰夫主演のバイクアクション映画シリーズの第1作。
「乱暴者」(1953)、「ヘルズエンジェルス」(1967)をヒントに作られ、無軌道な若者たちが好き勝手に暴れ回ります。暴力団とのバイクアクションも見どころの作品。
衣装的には、バイカーファッションが楽しめます。
初期の3作がおすすめ。徐々にコメディー要素が強くなっていき、不良映画から少しずつ離れていくので。
【該当作品なし】東宝、松竹からは見つからず
1960年代後半、東宝はサラリーマンもの、若大将シリーズなど明るい作品が多く、不良集団が犯罪を犯す、ダークな作品は思いつかなかったです。
60年代は任侠ものもなく、「出所祝い」(1971)が初です。
松竹も、60年代の不良映画は思いつかず。70年代前半まで範囲を広げると、「愛と誠」(1974)という不良が主人公の有名な青春映画があります。
さいごに
今回は、1960年代の不良映画を紹介しました。
ではまた。
▪️「野獣を消せ」(1969)
「不良番長」(1968)
▪️「出所祝い」(1971)
▪️「愛と誠」(1974)
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