
【衝撃】1960年代映画にパーカーが普段着として登場!
こんばんは。
今回は、「非行少女ヨーコ」(1966)の衣装について。
白黒の作品なのですが、当時の若者文化を描いていたり、寺山修司が(少しだけ)出演したりしていて、見どころのある作品です。
ただ、特段面白いと感じはしなかったです。
それではスタート!
「非行少女ヨーコ」(1966)の基本情報

製作年:1966年
配給:東映
形式/時間:白黒/85分
監督:降旗康男
出演:緑魔子、谷隼人、石橋蓮司 他
緑魔子主演の若者映画。家出した少女が東京に出て仲間と出会い、クsuリに溺れていく話。
ラストは意外にサッパリとしていて、イヤな後味はなかったです。
驚いたのが、この作品では緑魔子がフード付きの服をふだん着として着ている点。
わたしは、60年代中心に1950年代後半~1972年の日本映画を600本以上観てきましたが、かなり珍しいことです。
パーカー、フード付きワンピースが登場!
「非行少女ヨーコ」(1966)より。
— こづどう@リンク用アカウント (@kodu29798400) April 29, 2023
パーカーhttps://t.co/Z5ZtoxMV3U pic.twitter.com/2kGL0MrRIJ
1960年代映画の衣装において、パーカーを普段着として着ているのを見たのは、今作が2度目です。
(↓一度目)
「ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦」(1967)より。
— こづどう@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 7, 2019
無地の青いパーカー。
パイル地のような素材。https://t.co/mnPbO6kVty pic.twitter.com/QriBYdvzd4
そのくらい、パーカーふだん使いはレアです。この時代、パーカーは❶海で着る服❷トレーニングで着る服 です。
❶は海での日焼け対策や防寒のため、❷はボクシングのトレーニングのときに着るもの 。
あと、(いろいろなワンピースを見てきましたが)この年代でフード付きワンピースを初めて観ました。
「非行少女ヨーコ」(1966)より。
— こづどう@リンク用アカウント (@kodu29798400) April 29, 2023
フード付きのワンピースhttps://t.co/Z5ZtoxMV3U pic.twitter.com/ABkz8FcLuB
今回、若者映画ということで、衣装担当者が意識して(攻めて)フード付きの服をチョイスしたんじゃないかなと。フード付きの服が2パターンでてきたのを初めて観ましたし。
ごくまれに、衣装のチョイスが絶妙な作品に出会えるんですよね。他の作品だと、「夜の牙」(1958)も変わってるなと思いました。
「夜の牙」(1958)より。
— こづどう@リンク用アカウント (@kodu29798400) July 7, 2019
上下の画像ともにヘリンボーンウールのような素材のオーバーオールを着用。
(上の画像)
袖にラインがあるスウェットを重ねている
(下の画像)
黒のニットに五分袖のアウターをはおっているhttps://t.co/yEaVrk6eZ3 pic.twitter.com/TSEuNkWsz8
さいごに
今回は、「非行少女ヨーコ」(1966)の衣装を紹介しました。
✔︎︎︎︎パーカー&フード付きワンピースが作中に登場
✔︎︎︎︎1960年代、フード付きの服をふだん使いするのはかなり珍しい
✔︎︎︎︎衣装担当者が意識して、攻めたチョイスした?
ひさびさに60年代映画でパーカーを観れて満足です。
ではまた。
▪️「非行少女ヨーコ」(1966)
▪️ガールズカルチャーについてまとめたサイトも運営してます。
いいなと思ったら応援しよう!
