見出し画像

『終極からの摂理』和田友良著 | エイチエス

新年最も読みたい一冊はNPO法人読書普及協会会長の清水が推している『終極からの摂理』で、次に書店「読書のすすめ」に足を運んだ際は必ずもとめようと考えている。

実は今月の二日、茶室「臨川」で清水会長にお会いしたが、台所で「お前はダメだ、もっと狂わなきゃ」と久方ぶりに説教を受けた。嬉しさを噛みしめながら、八畳間にもどると、清水会長が酔った勢いでテーブルに頭から落ち、ビールがこぼれた。さすがは即実践されているのだと感動していたが、実はこれは予行演習であったようだ。

私は別れてしまったのだが、帰路、清水会長は車から降りる際に今度は大地に頭突きされ、12R戦ったあとのボクサーの顔に変貌されたという。トレードマークの眼鏡も真っ二つである。よくはわからぬが、確実に終極から視て信念で生きておられることはたしかであろう。もはや令和の趙州と云っても過言ではあるまい。

十数年前、私が福島の雪合戦で危険行為による退場処分を受け、不覚にも雪の上で正座をさせられた一場があった。それを眺めていた清水会長が「退場か!」と爆笑されていたが、どうしてある程度の人の不幸はこのように人を元氣にさせるのだろうか。この度は私が正月から元氣をいただいた次第である。

今年から来年にかけては、さらに天地がひっくり返ることが次々と起きていくであろう。終極からというより、まさに今が終極である。淡々と読書できるときにはしておき、いざというときはスッと動けるようにされたい。ともに狂わん。

いつも心温まるサポートをまことにありがとうございます。 頂戴しましたサポートは、農福連携ならびに読書文化の普及に使わせていただいています。