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【路傍ノ戀】羽を休めて

他の生命を愛でることで人は、己の裡に客觀的にはなきものを創造する。それは尾や水掻きといった退化したものへの追悼から、羽を天使に託す等の神聖化まで多様である。

しかし、戀愛によっては人の肩胛骨に文字通り羽を生やすことがあろう。それは無論、感覺的なことではあるものの、客觀的真実が霞むほど生命が響く。

路の傍らでは戀人たちがその羽を休めている。

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155字

路傍ノ戀

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古くさい考えで戀愛をテーマに随筆を草してまいります。モテ方等の近代的なものではなく、人としてのあるべき戀愛を書いていきます。不定期ではござ…

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