ドナウにかかる橋にも鍵がかけられてあった。あたかも外出できぬ未来を織っていたかのように、ひとはそれぞれ駆けぬけてきた。時の流れのなかに鍵をかける。たったそれだけでも、ひとは存外生きていけるものなのかもしれない。その面影が次なる門への鍵をあけてくれると、かたく信じているからだろう。
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KODO
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