過日の茶室には野の花が活けられていた。花器の約2.5倍の高さに花が自然とくれば、花は美しさを増すと云われているけれども、それにしてもその名もなき野の花は美しかった。おそらく外で咲いているときは西洋的な名がついていたのだろう。しかし花器に移された瞬間、名は消え、花が残ったのである。
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KODO
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