過日の強風で庭の椿がどさりどさりと落ちていった。花とはいえ、迫力のある落ち方をする。視覚にほぼ凡てを捧げてしまった近代人からしてみれば、椿が落ちる様に武士道を視たりするけれど、凡てを嗅覚に捧げてきた花にとっては依然とした花の香りが風にのってどこかにいってしまっただけなのであろう。
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KODO
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