私は櫻よりも椿の散りが好みだ。よく武士道で云われてきたような花ごとおちる潔よさに惹かれているのではなく、その後のうつ伏せぶりにそこはかとなきよさがある。うつ伏せは概して顔を左に向ける等、呼吸の確保に走るところがあるが、こと椿においては、花の正面を土にぶつけて睡る始末。至極よい。
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KODO
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